リサーチ4 ――クリスマス・プレゼントに鉛弾を――


シーンプレイヤー:ハインリヒ/タロット:エグゼク(正)

RL:さて、腹ごしらえをすませ、再び観光も兼ねて街をぶらつく2人といった場面。ショーウィンドウを眺めながら、クリスマスツリーやリースなどの飾りで彩られたN◎VAの街並みを歩いていく。

アルヴィラ:「へえ、なんと言うか、思ってたより色々あるもんだな」


RL:クリスマスプレゼントに渡された一角槍。

ハイン:クリスマスプレゼントに渡されたコンバットリンク。

RL:毎年強化されていく肉体。アルヴィラにとって、サンタは死の商人だった(一同笑)。


アルヴィラ:そんな話をしつつ、まったくうちのやつらはどうたらこうたら。 「大体、仕事を回すのはいいけど、一日に天井まで届く書類タワーを10も20も作られたってどうにもならねえんだよ」

RL:そんな感じで街を歩いていると、サンタクロース型のドロイドが「HO、HO、HO」と笑い声をあげている。

アルヴィラ:うさんくせえ(笑)。

RL:そのドロイドが突如、「HO、HO、HO……ガンホーガンホーガンホー」とか言い出す。

アルヴィラ:なんで!?(爆笑)

RL:んで、体に仕込まれた銃器をジャキジャキ展開させていくわけだ。

アルヴィラ:「……あれ?」

ハイン:「なんだか危ない気がしますね」

RL:そこからの行動は早かった。キュイインと駆動音が鳴った後、アルヴィラ含め、周囲の人間に向けて銃を乱射し始める。

アルヴィラ:「危ねえ!!」 ハインリヒをかばうように地面に伏せる。

RL:いくつかはかわせたけど、避けきれない分が襲う。〈射撃〉で16。固定の達成値。

ハイン:各々回避ですか?

RL:うん、フルオート。まあ、威嚇攻撃ということにして〈白兵〉組み合わせてリアクションしてもいいよ。

アルヴィラ:それならJJF起動して〈運動〉〈白兵〉でジャスト16。白兵戦で鍛えられた動作ということで。

ハイン:避けられない。

アルヴィラ:「ハイン……!」

ハイン:「避けられ……いや、私が避けられるわけ……!」

RL:ならそこでゲスト登場だ。〈白兵〉〈射撃〉〈インターセプト〉〈片手射撃〉〈ディフレクション〉で弾いた。

アルヴィラ:おお。

RL:見た目14歳ぐらいの少年。「すみません! 巻き込んでしまいました!」 ハインを襲う凶弾を、その手に持つライフルで打ち落とす。

アルヴィラ:「今のは――ハイン! 無事か!?」

ハイン:「あ、ああ」

RL:ドロイドの暴走は止まらない。少年は、ハインとそれに駆け寄るアルヴィラを背に、「伏せていてください!」と叫ぶ。自分でその暴走ドロイドを撃退しようとしているようだね。

アルヴィラ:「おい、あんた。誰だか知らねーが、ここで『はいそーですか』って引き下がるのは俺の主義に反するんだよ」 コートとか着てただろうから、それをハインにバサッと渡す。

RL:ちなみにイエローエリアね。

アルヴィラ:今は素手で暴れるよ。「人がゆるりとしてるところに無粋な奴だ。クリスマスだからって容赦はしねえぜ、サンタクロース?」

少年:「あ、危ないですよ。喧嘩じゃないんです、素手でなんとかできるモノじゃない」

アルヴィラ:「いーからやらせろ。これでも結構腹が立ってんだ」

少年:「はあ……どうなっても知りませんよ」


*    *    *



RL:画面が切り替わると、すでにスクラップにされたサンタが転がっている。

アルヴィラ:手をパンパンと払う。「ま、こんなもんか」 転がってる破片を蹴り飛ばす。

RL:それを驚いた顔で見つめている少年を映しながら、シーンを終了していこう。

アルヴィラ:「にしても、なんだったんだこれは? いくらクリスマスだからってハメ外しすぎだろ。それとも、災厄の街じゃこれが普通なのか?」






リサーチ5 ――邂逅する聖遺物――


シーンプレイヤー:アルヴィラ/タロット:カゲ(逆)

RL:ぼちぼちクライマックス。

アルヴィラ:早い(笑)。

ハイン:おや、じゃあ私もチケットを購入しておきますかね。フリップ・フロップ状態で〈社会:企業〉〈電脳〉〈売買〉〈ホットライン〉。マイナーでウェブライブラリを使用。達成値が――30(一同笑)。

RL:すげえ数値(笑)。電脳だから、ネットオークションかなんかで予約してたんだろうな。場面はさっきのシーンから続く。アルヴィラがサンタドロイドをのしたところに、ハインのポケロンがピロリンと間抜けな音を立てたところからスタート。


アルヴィラ:「……ってゆーか少年」

少年:「は、はいい!」

アルヴィラ:「さっき、『巻き込んだ』とか言ってたようだが、状況は説明してもらえんのかね?」

RL:彼はキョドキョドと散眼させながら……。

ハイン:散眼て(笑)。

(※空手の技だそうな)

アルヴィラ:「別にヤキ入れようってわけじゃねーんだ。もうちょい落ち着きな」

少年:「あー、うー……」

RL:そんな風にどもる少年を見て、グングニルが「お姉ちゃんお姉ちゃん。あたしを出して」と囁く。

アルヴィラ:「ええ? お前まで出したら話がこんがらがるだろーが」

ペン:「いいからいいから。感じるの、聖遺物(アーティファクト)の気配が!

アルヴィラ:「……なに?」

ハイン:まさかそんな展開になるとは(笑)。

アルヴィラ:そう言われたら判定するしかないなあ。〈親衛隊:アヤカシ〉だけで、15人呼んだ(爆笑)。

RL:外見は変わらないけど、これで周りに声が聞こえるようになったね。ぺかー。

ペン:シラ切ってんじゃないよ。あんた、名前は

アルヴィラ:「おい、いきなり何言ってんだお前は!」(一同笑)

RL:正確には、その少年ではなく、彼が持つ電制のないライフルに向けて言っている。

ハイン:そういう空間ですか(笑)。「アルヴィラ、どうしたんですか。急にグングニルを出して」 とリンクスで会話。

RL:銃は沈黙するばかり。それに対し、少年が「え、この人たちも? まさか……ねえ、ヴァジュランダ、どうしよう。あれ、どうしたの? 返事してよヴァジュランダぁ……あ、すみません。こいつ、普段はこんなに人見知りじゃないんですけど。根はまじめでいいやつなんです」(爆笑)

ハイン:可哀そうな子だ。

RL:そしたら、耐えかねたのか、銃が「バカ者!! 我がせっかく黙殺しようとしているところを!!」と怒鳴りつける。

少年:「ひい! ご、ごめん」

ハイン:これはスレイプニル呼んだ方がいいのかなあとハインリヒは考えている。

アルヴィラ:そいつらがしゃべりだしたあたりから黙ってたけど、そいつの襟首をグイッと掴むぞ。

少年:「ひ、ひい。お金なら持ってません」

アルヴィラ:そのまま路地裏まで連れて行く。

RL:路地裏にか細い少年の声が消えて行った(一同笑)。






リサーチ6 ――ロラン・カラヤン――


シーンプレイヤー:謎の少年/タロット:アラシ(正)

アルヴィラ:「……とりあえず、そういうわけわからんもんと話す時は道のど真ん中でやるな」 人気のないところで解放しよう。

ハイン:「ええ、変質者と思われてしまいますよ」

アルヴィラ:「ま、今はバディが入った武器と会話する奴なんざ、いくらでもいるがな。用心はするべきだ」

ヴァジュ:「だから言ったのだ。我が黙っていた意味をこいつはぶつくさぶつくさ」

アルヴィラ:「いや、そこで怒鳴りつけたお前も同じレベルだと思うが」

ハイン:むしろアルヴィラが注意すべきはグングニルでは。

アルヴィラ:まったくだ。「まあ、こっちはこっちで終わってっけどな。ったく、いきなり呼べって言ったかと思ったら何してんだか」 クルクル回す。

少年:「す、すみませんでしたぁ……」

アルヴィラ:「いや、謝られても困るんだけど」

少年:「あ、すみません! ……って、ああ、また謝っちゃったぁ」(一同笑)

アルヴィラ:「いいから状況を教えてくれないか」

少年:「えーと……僕の、身内の揉め事です」

アルヴィラ:「そんなんでサンタドロイドが暴走すんのか?」

ハイン:「悪い組織にでも所属してんじゃないの」

少年:「それは……言えませんっ!」(一同笑)

ハイン:この子のペルソナは?

RL:カブトワリ(一同笑)。もしこれ以上口を割りたかったら判定してくれ。

ハイン:〈盾の乙女〉で回します。

アルヴィラ:おっけー。「まあ、そう言わずに話してくれよ。これでも腕っぷしには自信があるし、揉め事があるってんなら是非首を突っ込ませてもらいたいんだがなあ。これでもストリートじゃちったあ名の知れた存在なんだぜ?」〈交渉〉〈虚言〉で19。

RL:では少年の事について。


 彼はヴィル・ヌーヴ系マフィアに所属しているカブトワリ。自分は向いていないと思っているが、ヴァジュランダに認められたため、率先して後方処理的な活動を命じられる。組織の裏切り者を始末するため、N◎VAに出向いたようだ。名を、ロラン・カラヤンという。


RL:さっきの暴走ドロイドは、その裏切り者が追手を撒くために放ったってわけだね。

ハイン:なるほど。

ヴァジュ:「そういうことだ。今の戦闘で、恐らく貴様らも目を付けられただろう。怪我をしたくなければ早くこの場から離れることだな。見たところヴィル・ヌーヴ人のようだが」

アルヴィラ:「かといって、こっちもただの観光じゃねえんだ。まだ用事は済ませてねえからな。それに……つい今しがた、やらなきゃならねえことも増えたようだしな?」

(少年改め)ロラン:「は……はあ……?」

アルヴィラ:「俺は売られた喧嘩は買う主義なんだ。ハイン、寄り道する時間はあるか」(一同笑)


ハイン:そう言ってますが、RL。

RL:そのくらいの時間はあるよ。というより、こっちから仕掛けるつもりだった。


ハイン:「ああ、寄り道程度であれば問題ないだろうな」

アルヴィラ:「そういうことだ。この俺に向かってぶっ放してきた奴に、一発ヤキ入れてやらねえとな」

ロラン:「だめです危険ですよ! 確かにあなたの腕は確かなようですが……」

アルヴィラ:「いいのいいの。これでもあのヴィル・ヌーヴにある傭兵国家の出身、さ」 こいつもリッツガルドの存在くらいは知ってるだろ?

ロラン:「そうですか、あのリッツガルドの……」

アルヴィラ:「そういえば名乗ってなかったな。俺の名前はアル……アルヴィラ・ミリィってんだ。よろしく」(一同笑)

ハイン:「私のことは、ハインと呼んでくれて構わない」

ロラン:「……分かりました。確かに、協力者がいるのは心強いです。ほ、ほんとにいいんですね?」

アルヴィラ:「いいっていいって。部屋に閉じこもってばっかじゃいけねえし、たまにゃ運動もしとかねーとな」

ヴァジュ:「バカ者!! お前ひとりで踏破せずどうするのだ! そもそも“薔薇色の君主”とはうんぬんぐだぐだ……」(一同笑)

RL:と、そろそろいいかな。いつものようにヴァジュランダが説教を始めたところで、キミたちはなにやら不穏な気配を感じる。路地裏の両サイドから挟み込むようにエキストラの黒服が現れる。「いたぞこっちだ!」

アルヴィラ:「お、噂をすればなんとやら。来ます? 来ますか?(わくわく)」

ハイン:RL、エニグマ呼びたい。〈社会:企業〉〈ホットライン〉〈電脳〉〈自我〉〈分心〉で21。

RL:では、3人の間に光学迷彩を解いたスレイプニルがブゥンと現れる。「ますたー、私ノ背ニ」

ハイン:「ああ。二人も乗ってくれ」 4人乗りだからいけるはず。

アルヴィラ:「ま、こんな狭いとこじゃ十分に暴れられねえか」

RL:すると、スレイプニルは多脚ウォーカーの性能を生かし、壁を三角跳びしながら瞬時にビルの屋上へと消える。複雑な地形はお手の物だ。

黒服:「逃げたぞ。追えー!」


ハイン:ぶつかると爆の13だから気を付けてね(笑)。

RL:〈爆破工作〉3レベル分の威力を内蔵してるんだよな。

ハイン:強いですよね。


RL:そして、N◎VAの上空へ飛び上がった一行。ロラン君はというと、「まさか、この機体も……?」とスレイプニルの正体に感づいたようだ。

ハイン:「ああ、そうだな。キミの銃と同じさ」

RL:スレイプニルは適当な広場に着地。すると同時に《天変地異》が使用される。

ハイン:え、どこに……?(笑)

RL:対象はヴァジュランダ。「同じ場所に聖遺物が3体も……」と呟いた瞬間、その銃身に刃が突き刺さる。


ハイン:防ぐなら私の神業しかないけど。

RL:これは防がなくてもストーリー進行上問題はないよ。


ロラン:「ヴァジュランダ!?」

RL:そして、ギシ、ギシ……と金属がこすれ合うような音が聞こえてくる。前開きのライダースーツに身を包んだ女性が、3人の前に現れた。

女: 「聖遺物、なんてものに興味はないが、それが強いってんなら、話は別だろう? だが、今命じられているのはこいつの回収だけだ」

RL:ヴァジュランダに突き刺さった刃は地面から生えていて、それがスルスルとその女の元に移動していく。手に取ると、そのまま去ろうとするよ。

アルヴィラ:「待ちなよ」

女:「あん? なんだい」

アルヴィラ:「あんたが、さっきドロイドをけしかけた黒幕かい?」

女:「……そうだとしたら?」 ニヤニヤ。

アルヴィラ:「なあに、そうだとしたら話は簡単だ。俺が売られた喧嘩を買うってだけのな」〈隠し武器〉で一角槍を持ちこむ。達成値15で成功。

ハイン:「ロラン君。君は、どうする?」

RL:ロラン君は今、銃を持たないカブトワリだ。「僕は……戦わなくてはならないんだ。自分の運命と、向き合わなくてはならない」と言うと、護身用のナイフを抜き出して、その瞳にカブトワリを宿らせる。「きっとヴァジュランダが言っていたのはこういうことなんだ。――僕は、ひとりでも戦う」

ハイン:彼に射撃武器を用意しようと思いますけど、ヴァジュランダってどんな形状ですか?

RL:両手持ちのスナイパーライフルだね。銃を持たせた場合、ゲストデータの一部能力を使用してクライマックスに参加させてもOK。チャットに貼るね。


ロラン・カラヤン
スタイル:カリスマ●、カブト、カブトワリ◎

能力値:5/11 4/13 5/11 7/13

一般技能:<白兵><射撃><運動>
特技:<インターセプト><ディフレクション><片手射撃>

ブランチ:ガンフーマスター:5LV
他、達成値+4



アルヴィラ:ガンフーマスター5レベル!?

ハイン:ライフルだったらサンダーボルトが買えますけど、これって持ってこれるのかなあ。

RL:ハインが携帯判定してくれるならいいよ。

ハイン:それだと厳しいなあ。

RL:ヴィル・ヌーヴ軍の標準装備に指定されてる拳銃とかでいいじゃん。


ハイン:MP12にしますか。「待ちたまえ。キミはカブトワリだろう。心許ないがこちらを使った方がいい」 スレイプニルの中に置いてあった拳銃を渡します。

RL:隠匿値は10か。イエローエリアだから、目標値11で判定してくれ。

ハイン:〈社会:N◎VA〉で16。

ロラン:「い、いいんですか?」

ハイン:「構わない。その程度の物でよければいくらでも」

ロラン:「感謝します。あいつは……大切な相棒なんです」

アルヴィラ:「さて、そんじゃあさっそくやろうか」

RL:まとまったところで、クライマックスに入ろうか。追いついてきたトループも出てくるよ。


ハイン:ロラン君、神業は?

RL:使用してもいい。

アルヴィラ:また即死が増えた……(一同笑)。

ハイン:4枚ありますよ(笑)。







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