ハイン:しまった……この流れ……おかんが出る(一同笑)。
RL:場所はドイツのコロニー。ヴィルヘルム家所有の物。
ハイン:すげー。
アルヴィラ:「この度はお誘いいただきありがとうございます」
RL:おかん……どんな生き物なんだ。
ハイン:私も考えてませんよ(笑)。
RL:なら
天蓋付きの玉座には白いヴェールが垂れていて、その向こうに鎮座している(爆笑)。
ハイン:何その
御前様みたいな生き物。
ママ:「あらハインちゃん。久しぶりねぇ」
ハイン:「久しぶりっ!」 地上じゃ見れない対応です。
アルヴィラ:軽っ。
ママ:「エアちゃん。また好き勝手暴れたみたいねぇ」
RL:そしてしどろもどろになるエアハルト。「いやー、あれはなー」
ハイン:はい、SAN値チェックー(爆笑)。
エアハルト:「ちっ! まァ、いいじゃねえか。事は上手くいきつつあるんだ」
ママ:「……それもそうねぇ。今はあなたの誕生日だから、これ以上はよしましょうか」
ハイン:「はい、父上。お酒ですよ」
エアハルト:「これは……
武蔵じゃねェか!」
ハイン:「彼女が手伝ってくださいました」
アルヴィラ:「いえ、私は大したことはしてませんわ。あなたのご息女様が一生懸命になられていたので」
RL:エアハルトは喜びを噛みしめるように、「……大したもんだ、姫さん」
アルヴィラ:「せっかくの祝いの場です。ま、ここは一献」
RL:「おゥ、すまねえな」と打ち解けた様子のエアハルト。
ハイン:アルヴィラとエアハルトが仲よくなっちゃったじゃん!(一同笑)
アルヴィラ:アルヴィラ基準で言えば、一発殴り合えば分かりあえるから。
ハイン:しかもエアハルトの思惑まで知っちゃってる。なんだ大丈夫か。
アルヴィラ:エアハルトいけるな。
エアハルト:「姫さんも一杯どうだい?」
アルヴィラ:「いえ、私はまだお酒は……」
RL:第2話で飲んでたくせに(一同笑)。
アルヴィラ:あーそういえば(笑)。きっとトラウマなんだよ。
ハイン:「アルヴィラ。これはいいお酒ですから、悪酔いはしませんよ」 耳打ちする。
RL:「まあまあ、固いことは言いっこなしだぜ」そう言いながらエアハルトが注ぐ液体は、
澄んだ黒さを持ち、そして若干とろみもあった。
ハイン:…………あれ。
アルヴィラ:ん?
ハイン:……黒い?
RL:ふへへへ。うん、黒い。
ハイン:なんかさー。
RL:うん。とくとく。
ハイン:オープニングで見かけたじゃん(笑)。
アルヴィラ:あ!(気づいて笑い出す)
RL:アルヴィラは〈知覚〉判定を。目標値は10。
アルヴィラ:……成功した(笑)。「あれ……この液体……どこかで見たような……え?」
ハイン:マジかよ。マユちゃんすげー(笑)。
アルヴィラ:「……え?」
ハイン:ヴィルヘルム家の3人はポカンとしている。
「えええええええええ!!?」
アルヴィラの絶叫が、軌道にこだましていく。
ま、たまにはこんな日常も……ということで。
「くしゅん」
「風邪ですか、マユさん」
「……いえ、何か誰かに噂されてるような」
トーキョーN◎VA The Detonation
おつかいプリンセス☆バイバイデイズ
――とりあえず、FIN――