クライマックス1 ――竜の襲来――


シーンプレイヤー:なし/タロット:フェイト(正)

RL:場所はどうしようかな。キャストの集まってるとこがいい。

晴海:ヴィル・ヌーヴに戻ってきたとこだったよな。

ハイン:私、アルヴィラたちと別れましたよね。

RL:ハインは登場する?

ハイン:ええ、一応電脳意識体で。北米大統領がヴィル・ヌーヴで暴れるわけですし。

アルヴィラ:地鳴りはしてるわけだろ?

RL:うん、じゃあその頃リーベは地底を走っていると。

リーベ:そうですね。機を見て登場しますよ。

RL:この穴はエアハルトとかめんどくさい奴の目を避けるために北米から掘ってきたものなんだよね。えっさほいさ。

ハイン:北米から?(笑)

リーベ:頑張りましたねえ。なんかすみません(一同笑)。

RL:さっきの地響きによって崩れた地盤のせいで、地上と洞穴がところどころ繋がってしまった。

リーベ:その縦穴を抜けて地上に飛び出します。とう。

RL:ケント・ブルースもそれを追って飛び出してくる。〈運動〉も〈魔翼〉もあるしいいだろ。

ケント:「中々の速度だな。人の身にしては」

リーベ:目の色が、青から茶色に戻っていく。「バカな……! なぜこんなにも早いんだ!」

ケント:それは私が、大統領だからだよ」(爆笑)

リーベ:(げらげら笑いながら)「大統領……! ここまでの力だというのか!


*    *    *



RL:アルヴィラと晴海は、リッツガルドに戻ってきて、建国王通りでいいか。

アルヴィラ:「あー……なんだかめちゃくちゃ地響きしてんだが。ん? 地響き? 地下!? なんか地下に村があるとか言ってなかったか」

晴海:「どーでもいいです、そんなこと」(一同笑)

アルヴィラ:「ほっといたらまずい気もするが、まあいい。どのみち手遅れみて−だな」

晴海:「はあ……。気配ぐらい分かりますよ。この殺気、来るんでしょう、ここから(下を指さす)」


*    *    *



リーベ:必死に逃げて、建国王通りを走って来ます。

RL:それを追って、静かな、それでいて押し潰されそうなオーラを感じさせるケントが追ってくる。

リーベ:でも早いんですよね。シャカシャカシャカシャカって(一同笑)。

RL:それをやると大統領終わっちゃう。一生懸命軌道修正試みてるんだから(笑)。

晴海:え? まだ終わってないと思ってたの?(爆笑)


アルヴィラ:それを見つけて、「あれは、北米大統領のケント・ブルースか? 飛んでますな」

晴海:「なるほど、都市伝説の通りだ。最近の大統領は飛ぶ」

リーベ:平和に漫談してますね。

アルヴィラ:「それはそれとして、わざわざウチの国までおいでなすってくれたか。歓迎するぜ。大統領さん!」

リーベ:「む? あれはアルヴィラ! ダメだ―、こっちに来てはいけない!」

ケント:「ダミー作戦か。ちょこざいな手を使う。ならば、2人とも食らってくれる」

アルヴィラ:「あ、なに? 勘違いされてたの?」

偽ヴィラ:こくこく。

晴海:「北米の大統領はロリコンだと聞いていましたが、まさか事実だったとは!?」(爆笑)

ハイン:ウェブゴーストで登場します。「姫様、狙われてたんですか」

アルヴィラ:「あー、なんちゅうか、そろそろ慣れてくるあたり恐ろしいよ」

リーベ:「ダメだーアルヴィラ! お前は狙われている。逃げろー!」

アルヴィラ:「ああ? 逃げる? ちげーだろ。闘るんだろ?」

晴海:「そうですね。私も、傷の借りは返さなくては」

ケント:「晴海次郎――“サーフェイス”。まさかこの私に刃向おうというのかね」

晴海:「ええ、縛る物がありませんから」

ケント:「さて、竜の刻印を刻んだはずだが」

晴海:「そんなものもありましたね。まあ、私一人でどうにかなる代物でしたが」


RL:「バカな……!」って言いたくなるな(爆笑)

アルヴィラ:やめとこうよ(笑)。

ハイン:これ以上かわいそうな子にしないであげて(笑)。


晴海:「あなたといる時間はわりと楽しかったですが、いい加減ケリをつけなくてはいけませんね」

ケント:「なるほど……な。つまり、スレイプニルも」

晴海:ええ、ドイツの手に落ちたようです。

RL:スレイプニルが迷彩を解いてケントの前に姿を現す。

スレイプ:「ますたー、敵性存在ヲ確認。おーだーヲ」

ケント:「まあいいさ。やれやれ、結局頼れるのは私の力のみか。ここでその娘の力を入手すれば同じ事。そうだろう、グングニル……!」






クライマックス2 ――地獄の黙示録(アポカリプス・ナウ)――


シーンプレイヤー:アルヴィラ/タロット:バサラ(逆)

RL:いよいよカットだ。プロットをどうぞ。

晴海:ケントさん、4枚なんだ。

アルヴィラ:例のアヤカシトループとやらは?

RL:来てる気配がする、だね。

ハイン:気配……?



カット進行


RL:セットアップしていい?

晴海:《不可知》したかったなあ……。

RL:マイナーで〈龍の一族〉を発動。ケント・ブルースの体が巨大な竜の姿に変化していく。

アルヴィラ:「……“黙示録の竜”正体見たりってところか!」

リーベ:「デ、デカい!」

RL:ワークス装備、魔会軍。この効果でセットアップにトループを呼び出すことが可能となる。〈※圧力〉〈眷属〉〈直属部署〉〈親衛隊〉

ハイン:……は? 何体呼ぶ?

RL:達成値は、35。アクションランク4のトループが3グループ。

アルヴィラ:おやおや? この判定、打ち消した方がよくね?

リーベ:ハインさんの《ファイト!》《天罰》くらいしか対抗神業はありませんね。

ハイン:判定する前に即死系撃てばよかったんですね。

アルヴィラ:だがもう判定通しちゃったからな。

ハイン:このトループはケント・ブルースがいなくなったら消えますか?

RL:いや、それはないね。悩んでいるようだから、先に演出させてもらおうか。


 ケント・ブルースは両腕をタクトのように振るう。
 それに呼応するかのように太陽が沈み、世界は夜に彩られた。同時に、漂う腐臭。立ち込める瘴気。

「魔会に連なる竜の始祖が一人、“黙示録の竜”が求めよう。かの地平に見ゆるは、歴史に葬られた一騎当千の兵たちだ! かの空を埋め尽くす翼は、汝らが恐るべき概念である!」

 東の地平より、馬のいななき、幾戦の兵の鬨の声。大気を切り裂く竜翼の風切り音。巨大な体を得た邪竜の影が、生き物のように蠢き始めた。

「我の喰らった幾億の命が泣いておる。汝らを喰らえと呼んでおる。なんと心地よい響きよ。そうだ、我こそは絶望であり、死そのもの。我がもたらすは負の災厄だ。死して悔め、矮小な人間どもよ!」

 古来より、竜とはすなわちすべての生物の頂点に立ちうる存在。そう、そしてそれを統べる彼もまた、この世の頂点に立ちうる存在。

 ――魔界が、顕現しかけていた。



アルヴィラ:「おいおいおい――なんだありゃ!?」

RL:そう、一目で分かる。彼は強キャラだ(爆笑)。

晴海:そして彼らは悟る。こいつ――生かしたらヤバい。

RL:“地獄の黙示録(アポカリプス・ナウ)”。

晴海:終焉の時は迫ろうとしている(爆笑)。


(※パパブッシュ、ロン)

ハイン:《ファイト!》。リーベの《チャイ》復活で。「リーベさん、あなたの力でなんとかならないか」

晴海:その時、不思議なことが起こった。

リーベ:なんと天から一筋の火柱が。

RL:悪魔の軍勢を一瞬で焼き払う炎。

リーベ:いやそんな《チャイ》できないですから(一同笑)。リーベはやけくそです。「バイオリンを弾いてやる! よーし聞きやがれケント・ブルース。これが本当の、心地良い音色だあ!」 ぎいいいいいいい!(爆笑)

晴海:それは人でもアヤカシでも嫌な音だああ!

RL:「そ、そのバイオリンを止めろおお!」と《神の御言葉》。ほら、ありがとうございますだろ。

リーベ:ありがとうございます!(爆笑) アナザーライフで効果の変わった《神出鬼没》

アルヴィラ:ここで即死いくか。ケント・ブルースが耳を押さえて苦しんでいるところに、「ご苦労さん」と突っ込むよ。「なんかやべーことやろうとしてたみてえだが、好き勝手させるわけにはいかねえよ」ペンダントを指でピンと弾く。

RL:お、出るか。

アルヴィラ:出さなきゃいけないんだよ(笑)。

ペン:「よーし、いっくよお姉ちゃん」

アルヴィラ:「ああ、なんかやるせなくなるけどな、頼んだぜ」

ペン&アルヴィラ:「卍・解!!」(爆笑)

アルヴィラ:上に投げたペンダントを、一角槍で横から打ち付けるように装着すると槍の形状が変化していく。ゴオ――と凄まじい気が噴出する感じ。

晴海:「これが聖遺物(アーティファクト)の力……?」

アルヴィラ:「これ以上はこの俺が許さねえ!」 槍を思いっきり竜のどてっ腹に突き刺す。《死の舞踏》《神の御言葉》を宣言。

RL:いやだー。ウェコムンドに帰りたくないよー(爆笑)。一発は《霧散》するが、もう一発は無理だな。

ケント:「この程度の攻撃、概念存在の我に効くと思ったか」

アルヴィラ:「それで、止まるかあああ!!!」 さらに深く踏み込む。

ケント:「な、なに……!」

アルヴィラ:「概念だかなんだかしらねーが、不都合は力でぶっ飛ばす。それが俺の、スタイルだ!」

RL:逆鱗を貫かれ、ケント・ブルースは凄まじい断末魔を上げて消えていく。かくして平和が訪れた。プロット破棄してください。






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