クライマックス1 ――イースター・エッグ――


シーンプレイヤー:なし/タロット:ハイランダー(正)

ハイン:火の玉が出てきたのを見て、指を弾く。「囲んだと思っているようだが、囲まれたのはそっちも同じだ」

RL:では、クライマックスに入ります。火の玉は、20人相当のバサラトループが3体。あとはフレイムロードとラウム。あと、戦場にはいないけど神業を3つ使うゲストがいます。

晴海:セットアップで〈運動〉〈自動防御〉で11。プロット2枚追加。

ハイン:アラシトループが動きます。マイナーでスリーアクション、Lightning、ソルジャーブルー、コンバットリンクを起動。メジャーアクションで、バサラトループに〈交渉〉。達成値は8。

RL:弾いた。

ハイン:よーし、もっとがんばれー。プロット一枚破棄して移動。スートの関係で何もできない。続けて私ですね。マイナーで戦旗起動。〈盾の乙女〉でトループに札を回して〈オーヴァーレヴ〉。達成値は20です。

RL:潰すか。フレイムロードが《天変地異》を使用。取り囲んだウォーカーごと焼き尽くす!

ハイン:負けない演出。ヴィル・ヌーヴ軍の力をなめるな、と他に被害が行かないように守ってから焼かれます。

アル:「グッジョブだ!」と突っ込む。マイナーでいつもの3つを起動して〈白兵〉〈修羅〉〈※二天一流〉〈旋風撃〉。達成値は29。

RL:へー、29ですかー。何もできない。差分はそれぞれ、ラウム7。フレイムロード18。

アル:ダメージは28+差分値。

RL:相変わらずバカ力だな。バサラトループはラウムへ向けて火の玉を飛ばして〈障壁〉。フレイムロードは救命符を使う。ラウムは〈硬化〉〈元力:大地〉。〈障壁〉分も合わせ、ダメージは10になった。制御判定は余裕で成功。

アル:届くとは思ってないが、〈奈落堕ち〉で達成値15。

RL:制御値で弾いた。

晴海:《不可知》使用。マイナーで〈マルチワーク〉、スリーアクション。JJF、コンバットリンク、あと5回のマイナーをロゴス投入。ダメージ+20。〈白兵〉〈運動〉〈死点撃ち〉でスイートパインを投げる。達成値は24。

RL:晴海の動きを遮るように、地面から槍が生えてくる。ラウムの《電脳神》

リーベ:《チャイ》です。

RL:では、参加していない誰か――ソラナギが《ファイト!》。ラウムの《突然変異》を復活させて《チャイ》返し。

ミリ:《ファイト!》でハイン様に守ってもらいます。

ハイン:「スレイプニル。援護してくれるか」《天罰》です。

RL:ソラナギが《天罰》。聖遺物の動きを停止させる。

ハイン:「それも織り込み済みだ」 《ファイト!》をリーベに。「聖遺物の力が流れた君なら大丈夫だろう」

リーベ:《チャイ》。自分がいたことによって、不協和音が生じてスレイプニルに対する妨害は働かなくなります。スレイプニルがこけるはずだったんですが、俺がこける。「おおっと! くっそーソラナギめー」(爆笑)

晴海:ダメージは40の装甲無視。

RL:これ以上はやめておこう。フレイムロードは……耐えれないな。

晴海:スイートパインを投げると、二人の眼前で止まっている。そしてカチッと音が鳴った瞬間、大爆発。

RL:フレイムロードの炎をかき消さんばかりの爆風。だが、最後に蛍の光のような残り火がリーベの元へ。

リーベ:「はっ……!」

RL:《死の舞踏》《神の御言葉》を両方放つ。残り火はリーベを包む業火へと変化する。

リーベ:自分は燃え上がるんですが、《神出鬼没》。「ふっ、そうか。食らってみて分かった。偽物同士だってことだな」傷一つついていない状態で耐えるんですが、更にいくつかの火の玉に囲まれている。一回は耐えられたが、全部喰らうとさすがにヤバい。

晴海:《難攻不落》。それが迫る瞬間、白い煙が上がる。

リーベ:「これは……?」

晴海:「簡単な話ですよ。火には消火器です」(爆笑)

RL:ラウムの方は、〈障壁〉飛ばせないし、40点分はさすがに軽減しきれないな。[完全死亡]してプロット破棄。

アル:トループは?

RL:ふよふよ漂うだけだ。攻撃する意思がなければリアクション宣言しかしない。というわけで、クリンナップ入るよ。ラウムが〈電脳〉〈※領域〉〈再生〉で達成値25。ここでヒルコのブランチ:モンスターを使用。完全死亡から復活する。地面から伸びる羽が、今度は繭のようにラウムを覆う。

ミリ:死なない体ってこういうことなのか。

アル:《死の舞踏》。「状況はよくわからねーが、あんたに起きてもらっちゃ困るみたいなんでね。寝てな」ダメージは18。脳震盪させて[気絶]。

RL:んじゃひとまず戦闘終了―。これでラウムは助かった、かな。






クライマックス2 ――不完全な覚醒――


シーンプレイヤー:アルヴィラ/タロット:カリスマ(逆)

RL:さて、グランドクロスの残骸――これはまだ、不気味に宙に浮いたままだ。

晴海:「……これで、終わったんでしょうか?」

RL:アルヴィラに攻撃された繭が割れ、ラウムが落ちてくる。

ミリ:受け止めます。生きてます?

RL:うん。息もしてるし、寝てるだけ。

ハイン:「スレイプニルに乗せておこう」

ミリ:「お願いします」

アル:「てゆーか、とりあえず目の前の障害を叩いたわけだが、状況説明してくれ。つっても、なんとなくなら分かるんだがな。ウチのお袋の封印がどうとかって話だろ?」

ハイン:「ああ。彼女――ラウムが、君の母親の精神が封印されているものだ」

ミリ:「私たちは、その封印が解かれるのを防ぐ手段を探しにここまで来たんですけど……」

晴海:「ま、早い話が、あなたのせいで封印が解けてしまったんです」

アル:「あー……なんとなくわかった。って俺のせいじゃなくねー!?」

晴海:「でもあなたがトリガーを引いたのは間違いありませんからー」

アル:「てゆーか何気にへこむぞ、おい。で、残るのはあの粗大ごみの片付けか?」 グラペケの方を見上げるが。

RL:では、グランドクロスの外殻が、少しずつ崩れ始めていることに気づく。

アル:「あん? なんだ?」

ミリ:「崩壊、してる……?」

RL:崩壊はどんどん加速していく。晴海はその中に〈知覚〉判定してもらえる?

晴海:スペード出して成立。

RL:んじゃ、崩れる瓦礫の中に、一つの人影が見える。イスマイルだね。すでに死亡している。

晴海:なんであんなとこに? オフィスで死んだはずだろ?

ハイン:あ、神業の効果か。

ミリ:「どうなされたんです?」

晴海:「いえ、知り合いがあの中に」

RL:まあ、説明すると、あれは義体。オープニングで言っていた“約束の地”ってのは、体を電脳意識体に変化させた上で行ける理想郷のこと。イスマイルはオープニングで体だけを殺して、意識を軌道に置いておいた義体に移し替えたんだ。

晴海:なるほど。それで《とどめの一撃》とかしなかったのか。

アル:で、今回巻き添えで死んだ?

RL:そういうこと。ボロボロと落ちていくグランドクロス。その中央、最後に残ったのは、一個の培養カプセル。大人が一人入るサイズのね。

リーベ:「あれは……?」

モア:「ミーティアの肉体だ」

晴海:「しかし、もうラウムと呼ばれる少女は止めました。これであれが復活する理由はないはず」

リーベ:精神は寝ているはずだ。

RL:ソラナギが、もうひとつ神業残してるだろう。あれは《腹心》。

一同:ライトハンド!?

RL:人格は入ってないけどね。カプセルがバリーンと割れて、ミーティアの身体はゆっくり降下してくる。

モア:「そもそも、ミーティアの肉体はあのように保護されていなかったはずだ。それがあのように生かされている、という事実からして、イレギュラーだ」

アル:「やっぱり……終わっちゃくれねえか」

リーベ:「バカな……心は無いはずだろう?」

晴海:「理屈などどうでもよろしい。あれが起きたらまずいのです」 自我ないんでしょ?

RL:ない。不完全な目覚め。

リーベ:「どうする。アルヴィラ姫」

アル:「抵抗がないっちゃあ嘘になるがな。あれはお袋じゃない……ただの抜け殻だ。それにどうせ、ほっといちゃ暴れ出すんだろ」

リーベ:「確かに。あれは、ミーティアではないのかもしれない。しかしあれを潰すということは、母と会える可能性も潰すということだ。それでもやるのか?」

アル:「ああ、戦うね。さっき、大々的に言ったばっかなんだよ。『この国を守る』ってなあ。今さら自分に嘘はつけねえや」

リーベ:「それがアルヴィラの考えなんだな……わかった。君を守ろう」






クライマックス3 ――The end of the MURDER PRINCESS――


シーンプレイヤー:シーンプレイヤー:アルヴィラ/タロット:タタラ(逆)

ハイン:最後にシャルルトループ……!(笑)

RL:プロットしてくれ。ラスボスモードじゃないから、多分ちょろいよ。中距離の位置にいて、こっちのプロットは2枚。セットアップ入ります。

晴海:〈自動防御〉で10。プロット4枚にしてリアクション宣言。

ハイン:「姫様。戦場データを送ります。よろしいですね?」と〈盾の乙女〉

アル:マイナーでJJF、コンバットリンク、タイプD。〈白兵〉〈運動〉〈修羅〉〈※二天一流〉。達成値は、37? なんだこれ。

RL:すげーな。それは《チャイ》する。ミーティアは無意識に体が動いているようだ。腰に差した斬魔刀の鞘で、なんなく動きの起点を止める。

アル:「ちっ。さすがだなあ、お母様!」〈白兵〉〈運動〉〈修羅〉で、29。

RL:死にたくないな。マイナーでガルーダ使用。〈白兵〉〈運動〉〈※ク・フレ〉〈居合い〉〈スーパークール〉

一同:!?

RL:ブランチのラッキースター使用。1、2、3枚めくる。

アル:やべえな、これは死なねえわ(笑)。

RL:このカードを選ぼう。達成値は――45。

一同:45おおおお!?

アル:……神業、使っちゃおうか?

晴海:そうするか。まともに相手するキャラじゃない。

ミリ:では《神の御言葉》します。「この力で相殺できれば……」最後のヴィーデルリボンを投げます。ソラナギの力を、ヴィーデルリボンが食べるような感じで。

RL:ミーティアは《難攻不落》を使用。神速の居合いと、その剣圧で、試験管は跡形も残らず消し飛んだ。

アル:《神の御言葉》。「十分! 押し……通す!」試験管に気を取られたミーティアに向かって槍を突き出す。届きはしないが、その気迫というか、聖遺物の力を借りた剣圧で吹っ飛ばそう。

RL:まだあるぞ。《死の舞踏》をアルヴィラに。反撃分のダメージも残ってるよ。

リーベ:《突然変異》します。《天罰》をコピーして、〈※ク・フレ〉のダメージを打ち消す。

ハイン:私も《天罰》を使って《死の舞踏》を無効です。「っスレイプニル。あの刃を止めろ」

スレイプ:「いえす。まいますたー」

RL:そして、ミーティアは倒されたな。戦闘終了です。

アル:「親父もお袋も……いいからもう寝てろ。あとは任せとけ」 と吐き捨てる。






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