リッツガルドに夜の帳が降りていた
明けない夜がないように、沈まぬ太陽もない
夏草や、兵どもが夢の跡――
月を見上げ、古の鉄鬼は一人呟く
彼らが今宵見る夢は、果たして……
トーキョーN◎VA The Detonation
「おでかけプリンセス☆ゆめうつつ」
――夢を見た。それは《不可触》な私の記憶――
リッツガルドに夜の帳が降りていた
明けない夜がないように、沈まぬ太陽もない
夏草や、兵どもが夢の跡――
月を見上げ、古の鉄鬼は一人呟く
彼らが今宵見る夢は、果たして……
トーキョーN◎VA The Detonation
「おでかけプリンセス☆ゆめうつつ」
――夢を見た。それは《不可触》な私の記憶――
ネオフランス行政圏の代表であるシャルル・バルバトールは、キンダーモルトの裏で糸を引き、ネオドイツを失墜させようと企んだ。
しかしその計画は、ハインリヒ達の活躍によって脆くも崩れ去る結果に終わる。
N◎VAに拘留されるシャルル。そして、彼がN◎VAへ向かうのを見計らったかのように、ヴィル・ヌーヴでは弟のジャン・バルバトールが連邦への復讐を開始した。
父親を殺した“円卓”を、ヴィル・ヌーヴごと崩壊させる悲しき復讐劇。
だが、ミリシアとの出会いは彼の心を揺り動かし、そしてミリシアもまた、心に大きな遺恨を残すことになる――。
ハインリヒの帰国、広まってゆく国民の反発。日本軍の影。
物語は、大きな変化を始めた――。