RL:さあ、カット進行に入ろう。
ハイン:トループが2人残ってる(笑)。
ミリシア:ミリィはどう戦闘に参加しよう……。
リーベ:何の感情も持たず、黙々と殺戮を繰り返す人形になればいいんじゃないかな。(一同笑)
ミリシア:やらないよ!(笑)
アルヴィラ:あれ、なんかこっちにプロット7枚あるよ!
リーベ:おかしいな〜。あ、きっと金衛さんがアクションランク7なんですよ。
アルヴィラ:うっそー! 勝てねえー!(一同笑)
RL:ふふふ。《完全偽装》の効果で誰が参加してるかは分からない。あ、サポートAIもあるからプロット1枚追加ね。
アルヴィラ:ひどいことになってるな。
カット進行
RL:まずはセットアップから。
ハイン:土門が
〈異形化〉。死にづらくなりました。
アルヴィラ:グングニルと協調行動を宣言。
RL:他はいないね。アクションランク4の金衛から。
〈操縦〉〈白兵〉〈修羅〉〈カマイタチ〉、そして
〈マルチアクション〉でアルヴィラとリーベに攻撃。達成値は22。あ、動くからマイナスして19か。
アルヴィラ:それでも素直に受けたら死ぬ! 神業切るしかないか……。
リーベ:《チャイ》。偶然にも炎が飛騨金衛の視界を覆う。
アルヴィラ:ついでにこっちからも。「てっめー! 人んちの中で車なんぞ乗りまわしやがって。ざっけんなよボケナスがー!!」
《神の御言葉》する!
RL:《脱出》……しても無駄か。
ミリシア:《脱出》は物理ダメージだけですもんね(笑)。
RL:うん。死体を乗せたエクリプスDだけがブンブン走ることになる。(爆笑)
アルヴィラ:さっき卍解を発動したときの風圧で、ものすごい振動が金衛の脳を襲うってのはどうでしょ。光の槍みたいな演出で。
RL:じゃあバルトシュタインが、シーン外から
《電脳神》を撃つ。「私が調整したエクリプスDは、防壁も完璧に備えてある」
ミリシア:バルト先生が出てくるなら私も。
《タイムリー》。姫様に一個だけ、電脳防壁を無効化するジャミングを渡しておきました。
RL:んー、押し切るか。岩鉄が
《天罰》。とりあえず金衛は耐えた。(一同笑)
リーベ:てきとーだけど《天罰》としては正しい(笑)。
アルヴィラ:……こっちも行きますか。お願いします!
ハイン:《ファイト!》「そんなわけのわからないものに負けるんじゃない! リーベ仮面、君は正義の味方なんだろう!」
リーベ:きたー《チャイ》!「とりあえず、なんて演出は、やめておいたほうがいい」にやりと笑う。(一同笑)
RL:……お前ら、金衛ちゃんの対策分かってるじゃん。(爆笑)
アルヴィラ:そりゃあ、スタイルも割れてるし。これ以上動かれる方が怖い。
RL:まだ粘るぞ。もう片方の戦場にいる王白竜がピクッと動く。
《難攻不落》。「ゆけ、群狼」と光の狼を飛ばす。
ミリシア:ここで引くのも苦しいですしね。ハイン様に
《ファイト!》。
ハイン:《天罰》で守ります。
RL:うん、なんか止まった。(爆笑)
ハイン:作戦通りさ。うーちゃんにその光の狼を止めさせたい……。
武秀:「く……しかし、俺は兄貴のように霊体のしもべを操れない。実体した獣を呼ぶのが関の山だ」
リーベ:しかしほんの一瞬だけ霊体に変わって追いつく。
RL:うーちゃんもやればできた! ってとこで、それをみた白竜。「出来損ないが。生意気な真似を」と
《ファイト!》。
一同:ミストレス〜〜!?
RL:バルトの《電脳神》に。
アルヴィラ:ただの光の槍でどれだけの攻防が(笑)。
リーベ:《突然変異》するか……まだ敵には即死系が残ってるし、ここまで神業削れるのは怖いけど。
アルヴィラ:ハインの《天罰》は残ってるけど、どっちみち動かせたら死人確定しちゃうから、行くしかない。
リーベ:わかりました。
《突然変異》を使用。《チャイ》相当で。
RL:はい……対策できない。飛騨金衛に《神の御言葉》が適用され、エクリプスDとともに炎に飲まれていく。だが、最後に
《死の舞踏》。沈黙したかと思われたその瞬間、火に包まれたヴィークルがリーベに突進してくる。
リーベ:ありがとうございます!
《神出鬼没》でアナザーライフ!
アルヴィラ:「リーベ!」
リーベ:「分かっているさ」と、目の色が変わり、クロノ王がよく使う防御の構え。(一同笑)
アルヴィラ:「あの構えは!?」
ハイン:矢でも鉄砲でも持ってこいやー!
(独歩ちゃん)
リーベ:どーんと片手でエクリプスを止める。(爆笑)
アルヴィラ:すごいやり取りだった。
リーベ:はぁー、はぁーと肩で息をしてます。「ストリートの警句“日本軍には手を出すな”とはこういうことか……」
アルヴィラ:あっ。《完全偽装》はどうなった?
RL:解除されないねー。このアクションランク3とは正体不明のまま戦って。(一同笑)
RL:それじゃ、もうひとつの戦場にカメラを移そう。えーと、何か的になりそうな奴は……。
ハイン:ここにトループが。
一同:レオンハルトくーーーん!(笑)
RL:アクションランク4の岩鉄が動くぞ。その姿を隠していたのは、〈隠密〉の演出だ。〈影化〉を持っていないから戦闘中は使えないんだけどね。
〈運動〉〈白兵〉〈徹し〉〈帝王のオーラ〉で背後から襲いかかる。マイナーで
〈練気〉をフルアクションから5発。
達成値は……(計算し始める)15ぉ?
ハイン:はい?
RL:うん、やっぱりそうだ。
達成値上昇の装備付け忘れた。てへぺろ。(爆笑)
巌倉岩鉄は、慎重な男だった。
ハインリヒたちが王白竜と対峙している最中、その戦力を分析する。
(ひい、ふう、みい――4人とウォーカー2機。あの狼頭も獣を呼べるようだが、これ以上増えそうにないな)
岩鉄は走り出す。4人の背後から。まだ、だれも自分の存在には気づいていない。
(まずは目くらましに、あの目障りなウォーカーを叩き潰す!)
日本軍が用意した最新鋭の装備に、自分が選りすぐった精鋭部隊。仇敵クロノの力も封じ込めた今、負ける要素など、何一つない。
零式のクロームボディに、力をこめる。
音も無く近づき、その貫き手が迫った――その時。
RL:やめてー。ギャグキャラになっちゃうー。ギャグキャラになっちゃうよー……。はっ、そうだ。
あの時クロノが使った《死の舞踏》はこいつを弱らせてたってことにしよう。城の中での回想シーンが始まる。(爆笑)
ハイン:(無視して)えーと、土門がデュエリストで対象を自分に変更します。〈呼吸〉するのでリアクションは放棄です。
土門:「
なんだぁ? なまくら刀かよ。殺気がダダ漏れだったぜ」(爆笑)
RL:岩鉄のダメージは……30。防御無視。
ハイン: 〈白兵〉〈呼吸〉〈修羅〉〈鉄拳〉〈手刀〉〈遠当て〉。達成値は17。〈刺〉の32です。一応スタン攻撃で勘弁してあげましょうか。(一同笑)
アルヴィラ:グングニルも〈奈落落ち〉スタンばってるぜ。
ハイン:ダメージは、トレードマークで2点軽減。
〈鉄身〉で8点。
〈獣の一族〉で余裕でした。
アルヴィラ:知ってた。こいつが強いのは十分知ってた(笑)。
RL:ふふ。こっちは制御判定失敗。
《黄泉還り》で復活するしかない(泣)。
ハイン:次は私ですか。
〈盾の乙女〉で武秀に動いてもらいましょう。フルアクションでマイナー5回。1回はトリガーハッピーを使用して、残りを
〈エイミング〉に。達成値+3の、
〈自我〉〈運動〉〈白兵〉〈射撃〉〈影縫い〉〈触手〉〈ガンフー〉〈ファニング〉で、28。つえー(笑)。
RL:達成値上がらない以上リアクションなんてできるわけないだろ! えーと、岩鉄は〈呼吸〉して武秀を殴り返す。達成値、13……。
ミリシア:あのー、それって。
RL:弾かれたぁ。
一同:制御値受けーー!?(爆笑)
神業は使い切り、攻撃しても制御値すら越えられない岩鉄に、なす術などあるはずもなく……。
RL:うーむ、どう見ても勝ち目ないな。岩鉄は今の一撃で死亡。白竜は、
《霧散》してそのまま退散するか……武秀に一発殴られたところで、この場を去ろう。
リーベ:アヤカシだったのかあ。
RL:出来損ない、とはそういう意味なんだよ。
RL:さあ、残るは城の正体不明の敵だけだ。マイナー、なし。メジャーで
〈羅刹〉。アクションランク4になった。
アルヴィラ:人影とかもないの?
RL:一切ない。炎だけがうねっている。そしてリアクション宣言。
一同:……お?
ミリシア:そしてアクションランク3もいない、と。
RL:もう一度こちらの番、今度は
《神の御言葉》をアルヴィラに放つ。
アルヴィラ:……な!?
RL:どこからかクロノ王の声が聞こえてくる。
クロノ:「アルヴィラ……聞こえるか」
アルヴィラ:「親父? てめえ、どこにいやがる! 敵がいなくなったのに、なんで火を消さねえ!」
クロノ:「
この炎――これこそがワシだ」
アルヴィラ:!?
クロノ:「聖遺物(アーティファクト)“フレイムロード”。その暴走形態……」
アルヴィラ:黙っておこう。絶句して言葉にならん。
クロノ:「お前には、色々としてやりたいことがあったことが、あるんだがな。教えたりないことも……」
アルヴィラ:「ば、ばかやろう! 何似合わねー殊勝なこといってんだ! いいから出てこい。一発その顔ぶん殴ってやる!」
クロノ:「元から、ワシの命は長くなかった。この力によって生き延びていたが、一度死んだ命――アルヴィラ、お前の成長を見れただけでも満足と言えよう」
RL:そして、《神の御言葉》の効果。
クロノ:「
アルヴィラ……ワシを、斬れ。それがお前に教える最後の王道だ」
RL:炎が集まり、人の形を作っていく。アルヴィラに向け歩み寄っていくクロノ王。
アルヴィラ:じりじり下がっていく。
リーベ:「自分の娘に、自分を殺せって言うのか……」
RL:リーベの方を向き、「わが子、だからこそだ。こいつはこれから、大きな重荷を背負っていかねばならん。
そこから逃げることも、守ることも、こいつが選ばねばならん」
リーベ:「くっ」と歯ぎしり。だけど心の中では、「こいつがそんな重荷から逃げるような女かよ」と思ってます。
RL:それに頷くように、「だからこそだ」と。再びアルヴィラに詰め寄っていく。
アルヴィラ:……《天罰》残ってたよな。
ハイン:残ってますよ。
アルヴィラ:代わりにお願い……したいんだよなあ。
リーベ:使うんですか。
ハイン:私がそれを使う、ということは、違う意味になりますよ。
RL:がんばれアルヴィラ。《神の御言葉》掛かってるのはお前だ。それに、クロノ王の死は現状免れない。
しばらく悩むアルヴィラ。そして――。
アルヴィラ:ひとまず、《神の御言葉》の強制力を
《不可触》で打ち消す。「まったく……最初っから最後までめちゃくちゃで、なんだか分からね―うちにここで燃え尽きるのかよ……」
RL:優しげな眼で見つめている。
アルヴィラ:俺は軽くうつむいて、目は髪で隠れてその表情を見ることはできない。「……ああ、分かったよ。止めてやる――止めてやるさ。だが悪いな、俺なりのわがままは通させてもらうぜ」
「今の俺はこの国の王女――いや、王女じゃねえ。あんたの――娘だ」
グングニルの力を解放するアルヴィラ。
魔槍から吹き出す風と光が、うねる炎を消し去っていく。包み込むように、収束していく炎。最後にそれは人の形を作り出す。
アルヴィラ:《死の舞踏》。効果は気絶、だけど、演出では聖遺物の力を無効化して、そのまま最後を看取る形にしたい。
リーベ:「聖遺物が聖遺物の力を打ち消したのか」
RL:なるほどね。クロノ王に言われるまま斬るんじゃなくて、自分なりのやり方を示したって感じか。
アルヴィラ:「少しは楽になったかよ」
クロノ:「これが――お前の王道か。しかと見届けさせてもらった」
アルヴィラ:ただ黙ってグングニルを下に突き刺して、寂しげな表情を浮かべる。
RL:クロノ王の炎は収まっていた。そこにいるのは以前と変わらぬ父の姿だったが、足からどんどん灰になって崩れていく。
クロノ:「アルヴィラ……この国を」
アルヴィラ:「じじいが何を心配してやがる。俺は、あんたの娘だぜ」
RL:リーベにも小さく目配せ。
リーベ:自分は何も言わず、動かない。じっとクロノ王の顔を見据えて、表情も伺えない。
RL:そして最後に、アルヴィラの頬を優しく撫で、その目頭をぬぐい、消えていくクロノ王。
アルヴィラ:灰が風にさらわれるのを見ながら、頬に一筋、抑えきれなかった涙が伝い落ちる。「ばかやろー……」