これは、とある男の悪夢である。
それは、不吉を現す、ただの悪夢である。
彼は、決して運命を正す者ではないが、運命にもて遊ばれた過去を持っている。
夢を見ていた――。
リーベ:キーハンドアウト公開します。
リーベ用キーハンドアウト
記憶の中、倒れ付してる母がいる。そして傍には血に濡れた剣を構える父親の背中。キミの母は、聖遺物(アーティファクト)と呼ばれる禁忌に手を出し、そして……。
コネ:母(カタナ◎) 推奨スート:生命
アルヴィラ:そっちにきたかー。実はかなり気になっていた。
RL:では、夢という名の回想シーンに入ろうか。光景はそこに書かれている通り。場所は夜の城内。
リーベ:外では豪雨が降っている。ピカッと稲妻が光ると、母親が倒れている姿が目に映る。
RL:クロノが、ポタポタ血の垂れるアウトレイジを構えている。
アルヴィラ:俺が生まれる前の話かな?
RL:モチ詰まらせた後の出来事だから、リーベが10歳の時だね。この時点で8歳から2年間、リーベは社会的にいないものとされている。アルヴィラは生まれてるよ。
ハイン:だめだモチで笑ってしまう(笑)。
リーベ:自分は足をガタガタと震わせて、「お、お母さん」とつい声に出してしまう。
RL:クロノの肩がビクッと動き、リーベの方を振り向く。その時再び稲妻が光り、両者の顔を照らし出す。幼いリーベにとって、それはとても恐ろしいものに映ったのだった。そのまま、つかつかとリーベに歩み寄っていくクロノ。
リーベ:「お、お前が、お母さんを!」まだこの時点でクロノを父とは認識していない。
RL:クロノ王、否定せずリーベに手を伸ばす。
リーベ:ここで無我夢中でクロノ王に殴り掛かります。自己満で判定させてください。キー効果使用〈写し技〉〈門前の小僧〉で〈白兵〉の代用判定。それにレシピエントを乗せて、達成値はえらいことになります!(一同笑)
アルヴィラ:えーと、32か。
リーベ:その少年は、茶色の瞳だったんですが、急に雰囲気が変わり、青い瞳に変化。「うおおお!」大気との摩擦で拳が燃え出す。(一同笑)
RL:クロノ王は、その拳をがっしりと掴むが、体ごと押し返される。「くっ……」と歯を食いしばり、そして今回のクライマックスでリーベがエクリプスを止めたあの技を披露する。(爆笑)
リーベ:「な、なんだこれは……腕から火が!」リーベは、自分の体から溢れるパワーに驚きを隠せない。
RL:クロノは、一歩退くとアウトレイジを構え、炎輪を描く。燃え盛る剣をぶら下げ、一歩一歩リーベに歩み寄っていく。
リーベ:それを見ながらパクパクと口を動かして、腰が抜けたようになりながらも、「うわ、うわああああ!!!」と逃げ出します。
クロノ:「行ったか……」
リーベ:城を走りながら、再びレシピエントでえらい速度で逃げ回ります。(一同笑)「な、なんなんだよ! ここはどこなんだ、なんで俺はこんなに早く走れるんだ! 俺はいったい誰なんだ! うああああ!!」
RL:といったところで重要な回想シーンは終了。その記憶の中、あの男に関してはどんな感情を抱くね。
リーベ:自分の命を狙った男として、恐怖と怒りがあります。しかしどこか懐かしい気持ちも。
アルヴィラ:あ、さっき走り出した時、小さなアルヴィラとぶつかったことにしたい。この状況は自分も見ていたが、ショックのあまり気絶して忘れたってことで。
リーベ:いいですよ。
RL:OK。そんな感じで、シーンは終了。舞台は現実のリーベに戻っていき、誰かの膝枕で眠っている……。
外では雨が降り出していた。
男は一人、眠りに落ちている。
柔らかく、頬を撫でる腕。
それが心地よくて、優しくて――。
男は一人、ゆめうつつ……。
トーキョーN◎VA The Detonation
おでかけプリンセス☆ゆめうつつ
――とりあえず、FIN――