▼アラシの特技
<※フォートレス>
…ヴィークル対象のデジタルアクションに、プロットを消費せずリアクション
性能 ■■■□□ おいしさ ■■■□□
デジタルアクションとは、主にニューロの特技とイントロン中の行動を指す(詳しくはNTW9ページ)。プロットを消費しないでリアクションできるのは大きいが、使用条件が制限されすぎて使いどころが難しい。しかしニューワールド(NTW27)が実装され、対ニューロ戦に相当する機会が増した今では、この特技が発する牽制の意味は十分にあるだろう。
<※フルファイア>
…射程内にいる任意の対象に攻撃。ダメージ+LV
性能 ■■■■■ おいしさ ■■■■■
N◎VAの広範囲攻撃は数少ないが、この奥義はその中でも飛びぬけて優秀な性能を持っている。武器の射程内限定ではあるが、シーン攻撃に近いことが行える上にダメージ追加のおまけつき。搭載兵器でも撃たれたらたまったものではない。ルール上弾薬の消費は一つでいいのだが、不自然だとする場合、RLは複数の弾薬消費を求めてもいいだろう。
<アンチハック>
…<電脳>によるリアクションに+LV
性能 ■■□□□ おいしさ ■■□□□
<※フォートレス>以外に相性のいい特技はアラシに存在しないため、取得する余裕があるかは微妙なところ。イントロンしなくても<電脳>の達成値が上がるのは強みか。ニューロの特技を圧迫せず<ポルターガイスト>の達成値を上げる組み方も有効だが、RLによってはヴィークルを対象にしない点を理由に却下される可能性はある。
<オーヴァーレブ>
…そのカット中、[達成値の十の位]だけAR増加
性能 ■■■■■ おいしさ ■■□□□
Aを切るだけでアクションランクは+1となる。<ジャックナイフ>からの追加行動で流れるように決めたいところ。達成値が20を超えなくとも、純粋にプロットと手札の入れ替えが出来ると考えれば悪くはない。
<近接射撃>
…至近距離に<射撃>攻撃
性能 ■■□□□ おいしさ ■■■■□
<射撃>の死角である近接した相手への攻撃が可能となる。この特技を取得するよりも、<運動>や<操縦>と組み合わせて離脱しながら攻撃した方が効率的だが、そうすると[威嚇攻撃]でリアクションされる可能性も出てくるため、少しでもリスクを減らす意味は出てくる。一部の搭載兵器には、射程が中からのものが存在するのも見逃せない。
<クイックリペア>
…ヴィークルダメージや装備の[故障]の回復
性能 ■■□□□ おいしさ ■■■■□
ヴィークルの修理以外にも、あらゆる装備の[故障]を目標値10で直せるタタラ泣かせの特技。<製作>による修理と違い、カット進行中にも使用可能な点は覚えておきたい。
<ジャックナイフ>
…物理攻撃を避けたら追加行動
性能 ■■■■■ おいしさ ■■■■□
貴重な反撃特技。[避け]に成功した後の行動はメジャーアクションであれば自由なので用途が幅広い。手軽に高達成値を狙える<ドッジ>との組み合わせはひどいの一言。<操縦>を組み合わせに要する特技なので、ヴィークルに乗っていなければ使用できない点には注意したい。また、<空蝉>と組み合わせても追加行動は1回のみ。
<スクランブル>
…ヴィークルに乗って登場する
性能 ■■■□□ おいしさ ■■■■■
携帯判定を省略してヴィークルを持ちこめるので、アクトの雰囲気によってはアラシの生命線となる。なお、ルールブックには明記されていないが、ヴィークルのオプションスロットに含まれていない手持ち武器には、別個の携帯判定が必要だ。忘れがちだが、携帯判定とは「持ち込めるか」の判定ではなく、「持ってきているか」が基本的な考え方である。
<チェック6>
…[対決:不可]の物理攻撃にリアクションできる
性能 ■■■□□ おいしさ ■■■□□
リアクション不可攻撃の代表例として、<※ク・フレ>や<呼吸>などの反撃系や、<完全奇襲>、<闇よりの一撃>などの奇襲系がある。使う機会がなかったとしても存在自体が嬉しい特技。
<ドッグファイト>
…物理攻撃の達成値に+LV
性能 ■■■□□ おいしさ ■■□□□
<白兵><射撃>の両方に対応している達成値上昇スキル。「ヴィークルに乗っている」か「ヴィークルを対象とした攻撃」限定という縛りがあるが、<居合い>などと比べてどちらがいいかは趣味の範囲だろう。
<パペットモード>
…ヴィークルのみをシーンに登場させる
性能 ■■■□□ おいしさ ■■■■■
ヴィークルを介したウェブゴーストのような存在となって登場できる。精神攻撃を完封出来るが、ヴィークルダメージが自分にもフィードバックされる欠点がある。なお、オーバーコート(TND266)を複数取り付けることで不沈艦が完成する。
<フォールンエンジェル>
…組み合わせた攻撃による制御判定を失敗させる
性能 ■■■■□ おいしさ ■■■□□
スタン攻撃が決定打となるなど、渋く光る優良特技。<急所攻撃>や轟炎(GXD120)と合わせて使うと凶悪。<射撃>を元にする以外は、ヴィークルに乗っている必要があるなどの縛りはないため、他スタイルとの相性もいい。
<物資調達>
…舞台裏での<売買>の達成値+LV
性能 ■■□□□ おいしさ ■□□□□
舞台裏限定で売買を行える特技。大抵のキャストはこの特技を取得する経験点を常備化に回したほうがいいだろうし、他スタイルから報酬点を稼ぐ特技を取得したほうが効率はいい。しかし「必要な物品」に「情報項目」を含めてくれるRLなら、活躍のしどころは一気に増えるだろう。対象は自身なので、組み合わせも多彩だ。
<ブロック>
…<射撃>攻撃に対して[受け]ができる
性能 ■■■■□ おいしさ ■■■□□
カブトの<ディフレクション>と同じ性能で、ウォーカーに乗っていなくても判定が可能。ただしカブトと違い、アラシは[受け]自体を強化する手段に乏しい。兵器の高いダメージ修正や、<白兵><射撃>の両方に対応しやすいアラシの特性を生かし、[受け値]に特化するのがおすすめだ。カブトワリの<インターセプト>と組み合わせることで<緊急回避ボム>相当のダメージ軽減としても使える。
<ヘッドオフ>
…ヴィークルダメージ軽減技能
性能 ■■□□□ おいしさ ■■□□□
RLの裁定次第と言えるが、中が見えないヴィークルに乗っていた場合は重宝する。ヴィークル自体を守る特技は少ないので、致命傷をずらす価値はでてくるだろう。<スタンスピード>を使うならなるべく取っておきたいスキルだ。
<パワーファイト>
…与える肉体ダメージに+LV
性能 ■■■□□ おいしさ ■■□□□
明記されてはいないものの、これもヴィークルに乗った状態でしか使えなさそうな文面である。判断が分かれるので事前に要確認。<白兵><射撃>の両方に対応しているため、ウォーカーに搭乗している時は<白兵>を使用した素殴りも効果的だと覚えておこう。
<モンスターマシン>
…ヴィークルのオプションスロット+LV
性能 ■□□□□ おいしさ ■■■■□
韋駄天・弐式(GXD124)など、オプションスロットを持たないヴィークルにもオプションを装着できるようになる。ヴィークルオプションの幅はそのまま戦術・演出に繋がりやすいものの、1つ増やす毎に[<モンスターマシン>+装着したいアウトフィット]分の経験点が必要になるためコストパフォーマンスは悪い。<物資調達>などで地道に稼ぐのも一つの手ではあるが、全身義体のように重たいのは確かである。
<緊急回避ボム>
…搭載兵器を[故障]させ、その攻撃力分ダメージ軽減
性能 ■■■■□ おいしさ ■■■■■
搭載兵器は基本的に高価で入手しにくいため、そう何度も使えたものではないが軽減幅も相当なものだ。手軽なものを2個ほど所持しておけば十分活用できる。マイナーアクションで装備を作り出せる、バサラの<変化>とは相性抜群。
<ジャガーノート>
…<電脳>を組み合わせないとリアクションできなくなる
性能 ■■■■□ おいしさ ■■■□□
自動取得技能である<知覚>を強要する特技よりも嫌らしい。前線でアラシと殴り合うような相手は<電脳>を持っていないことも多いので、役立つ機会は多いだろう。天敵はニューロの<ポルターガイスト>。
<※合体攻撃>
…他人の攻撃に自分の装備している武器の攻撃力を追加
性能 ■■■■■ おいしさ ■■■■□
使用タイミングは誰かが攻撃し、ダメージ算出を行う時。肉体ダメージと記述されていないのは意図的なのか、演出が不自然でなければ精神攻撃のダメージも強化できる。目標値も10でいいため、1レベルでも強力なサポート能力を発揮するだろう。また、シーン攻撃等に使用した場合、すべての対象にダメージ加算できる。ただし武器の射程には気を付けたい。
<スタンピード>
…ヴィークルダメージの適用をクリンナップまで遅らせる
性能 ■■■□□ おいしさ ■■■■■
クグツの<バンザイ>と同様、判定に成功するとそのカット中ダメージを無視して動くことができる。ヴィークルには、操縦者を認識できなければ直接キャラクターを狙えないというルールが存在するため、高い目標値さえクリアすれば非常に強力な盾として働いてくれる。
[ 集計 ]
性能3点以上は実用的な特技。1、2点のものについては多分に趣味的。
■■■■■ …<フルァイア> <オーヴァーレブ> <ジャックナイフ> <合体攻撃>
■■■■□ …<フォールンエンジェル> <ブロック> <緊急回避ボム> <ジャガーノート>
■■■□□ …<フォートレス> <スクランブル> <チェック6> <ドッグファイト> <パペットモード> <パワーファイト> <スタンスピード>
■■□□□ …<アンチハック> <近接射撃> <クイックリペア> <ヘッドオフ> <物資調達>
■□□□□ …<モンスターマシン>
性能の平均 3.2
おいしさの平均 3.4
総合点 6.6