▼トーキーの特技

<※生還>

 …あらゆるダメージに対する[ダメージ軽減技能]
 性能 ■□□□□ おいしさ ■■■■■
 実用性で見るならカブキの<コミックヒーロー>と同じ効果であり、奥義の立場がない。だがこの奥義には、判定に成功しさえすればダメージ結果に関わらず記録内容が無事という効果が付随しており、トーキーの命とも言える取材結果を守ることができる。しかし同様の目的はすでに《暴露》が果たしており、加えてトーキーの取材結果の扱いについてはデータで保障されていない。アクトに特殊ギミックを盛り込まない限り、活用することは難しいだろう。

<※ダイム・ノヴェル>

 …シーン全体に嘘を信じ込ませる
 性能 ■■□□□ おいしさ ■■■■■
 全ての対象が嘘を信じ込んでしまう強力な効果を持つ。この効果の対象は使用者自身も含むため、<オシログラフ>などで見破ろうとしてもそのシーン中は嘘をついたことにならない(自己暗示状態など)。対象がシーンであることを利用して悪用することもできるだろうが、すぐさま実害の及ぶものであってはいけないため、精神攻撃などを行うことはできないだろう。

<インタビュー>

 …質問に正しく答えさせる
 性能 ■■□□□ おいしさ ■■■■□
 疑似《真実》のような使い方もできる特技。効果を適用する際には対象に【理性】の制御判定を求めるが、抵抗されたとしても嘘をついたと分かるのはおいしい。ゲストと向き合った際にうまく使えば簡単に情報を引き出せるだろう。

<壁に耳あり>

 …あらゆる業界社会の代わりに情報収集できる
 性能 ■■■■□ おいしさ ■■■□□
 ストリート、企業、警察など、大抵の情報は業界社会によって調査することが可能。つまりこの特技と、組み合わせ用の<社会:メディア>さえあれば、ほとんどの情報収集に関われるようになる。アクト中はなるべくキーワードを多く集め、いつでも情報を割れるような手札回しを心がけるようにしたい。

<写神>

 …<芸術:アレンジ>の達成値+LV
 性能 ■■■■□ おいしさ ■■□□□
 タイミングの縛りがない達成値上昇スキルだが、<芸術>の種別が絞られており演出の難易度はやや高め。N◎VAの特技欄にはフレーバーテキストがほぼ存在しないため、組み合わせる際には「カメラに収めつつ〜」といった行動をとる必要がある。ちなみに、<芸術:アレンジ>は映像や音声、文章、話題などを編集・脚色するための技能なので、必ずしもカメラを持つ必要はない。詳しくは各RLに判断してもらうといいだろう。

<シャッターチャンス>

 …対象の達成値を−LV
 性能 ■■■■■ おいしさ ■■■□□
 <カース>や<ツェノンの逆理>と同じく、対象の達成値を下げるための妨害スキル。高レベルになるほど強力になるのは言わずもがな。しかし対象の制御値を超える達成値を出す必要があるため、22以上の制御値を持つゲストにはほぼ無力となってしまう。使用する際はスートなどに注意していきたい。

<スクープ>

 …リアクション不可の社会攻撃を行う
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■■■□
 リアクション不可にはなるが、報酬点によるダメージ軽減などは通常通り行える。また組み合わせに<社会:メディア>を要するため、実質1つの社会戦につき1回しか判定を行えない。トーキーの特技のみでは有効に使いづらいので、他スタイルの特技を上手く組み合わせるなどしてダメ押しのコンボを叩きこみたい。

<スッパ抜き>

 …社会ダメージ軽減技能を無効にする
 性能 ■■□□□ おいしさ ■■■■□
 そもそも社会戦に対する[ダメージ軽減技能]の取得率が悪いので、使用機会にはあまり恵まれない。組み合わせも<社会:メディア>と指定されており、1回しか使えないわりには相手の報酬点によりダメージを軽減されてしまう。事前に<営業>したり<カモネギ>を組み合わせるなど、有効活用するには少々工夫が必要である。

<すり抜け>

 …移動に対する妨害不可
 性能 ■□□□□ おいしさ ■■■□□
 用途が非常に限られてしまうが、[威嚇攻撃]など移動を妨害するリアクションをほぼ封殺することができる。追いかけっこのようなシチュエーションになればこれほど役に立つ特技もないだろう。RL判断にはなるが、登場判定と組み合わせることによって設定されていた目標値を下げてもらったり、都合の悪いシーンから<チェシャ猫>のように退場する使い方も可能。[対象:自身]なので、記述されている以上の効果は狙いにくい。

<先見の明>

 …登場判定+LV。シーン内を撮影していたことにもできる
 性能 ■■□□□ おいしさ ■■■■■
 非常にトーキーらしい登場用技能と言える。誰もいないと思って発言した内容でもメディアに保存できるため、キャスト・ゲストの双方に対し非常に面白い絡みを狙える。登場に必要な<社会><コネ>には従うので、より確実に登場したいのであれば<バックステージ・パス> との組み合わせを狙うといいだろう。

<匿名報道>

 …社会攻撃のリアクション+LV
 性能 ■■□□□ おいしさ ■■■■□
 社会的に狙われやすいトーキーには必須なのかもしれないが、使えるタイミングがピンポイントなので優先度は低い。もし取得するのであれば、2LV程度に抑えて報酬点と共に達成値上昇を狙うといいだろう。演出としては、トーキーとして表立った活動をしていない人物の表現などに向いている。

<ニュースソース>

 …情報収集の<社会><コネ>判定+LV
 性能 ■■■■□ おいしさ ■■□□□
 <事情通>、<ストリームマップ>と同種の特技だが、こちらはそれに加えて<コネ>による情報収集もサポートできる。リサーチにおいては非常に心強い味方となるだろう。演出の敷居も低く、手軽に使用することができる。

<脱がせの鬼>

 …相手を好きなファッションに着替えさせる
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■■■■
 対象を「何も着ない」を含めた好きなファッションに着替えさせる特技。この効果の適用範囲にはアーマーや武器も含まれるのか、といった疑問はあるが、それが可能なら戦闘でも十二分な脅威となりうる特技である。リサーチ中にもボディチェックやスリなどのデータ的表現に使えそうだが、このあたりの裁定はRL判断に委ねられるため、少なくとも状況説明ができる演出を行うようにしたい。また、脱がせる効果だけでなく好きな服を着させられる点にも注目。部位の被るファッションと相手のアーマーを交換するなどの応用はできそうだ。

<パパラッチ>

 …[バックファイア]を与える
 性能 ■■□□□ おいしさ ■■■□□
 <芸術:アレンジ>を使ってバックファイアを与える。<ショックアタック>などとは違い気軽に使える特技とは言いがたいので、<芸術:アレンジ>を効果的に使えるキャスト以外は使いにくいだろう。<カメラギャング>の前提特技にもなる。

<早口>

 …<交渉>判定に+LV
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■□□□
 <交渉>の演出としては比較的敷居が低く、キャストの表現にも向いている。精神戦や取材による情報収集などに役立てたい。しかしトーキーの特技には<交渉>を持ち味とする特技は少ないので、取得する際には他スタイルとの組み合わせや代替性のあるアウトフィットを考慮したいところだ。

<決定的瞬間>

 …精神攻撃を行える。ダメージに+[LV+2]
 性能 ■■■■□ おいしさ ■■■□□
 トーキーにとって使いやすい<芸術:アレンジ>により精神攻撃を行うことができ、さらにダメージの上昇値も大きい。その他は通常の精神戦ルールに従うが、映像的にわかりやすい演出ができる点ではおいしい特技だと言える。《暴露》とともに使うと非常に華が出るだろう。

<バックステージ・パス>

 …登場判定を行う。達成値+LV
 性能 ■■□□□ おいしさ ■■■■□
 適切な<コネ>や<社会>を持たなくても登場判定を行える特技。<先見の明>との組み合わせもできるため、重要な情報を逃さず撮影する神出鬼没なトーキーを作ることも可能。特技の効果には偽装や根回しも含むため、一時的にではあるが重役であるかのように振舞うことも可能。河渡連合の会席やサロンドルファンの中など、好きなシーンに顔パスで取材しに行こう。

<カメラギャング>

 …<パパラッチ>で精神攻撃を行う。ダメージ+[LV+2]
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■■□□
 <決定的瞬間>とほぼ同じ性能を持つ精神戦用スキル。組み合わせには<芸術:アレンジ>と<パパラッチ>が必要なので経験点効率が良いとは言えないが、こちらには<交渉>によりリアクションされないというメリットがある。<狂信者> や<母性本能>といった特技には対抗されてしまうものの、そういった手段を持たない相手には効果的な攻撃を行えるだろう。<※プレッシャー>を使うことで、相手のリアクションを大幅に制限することも可能だ。

<フォトジェニック>

 …プロットか手札を1枚渡す
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■□□□
 リサーチフェイズにおける手札調整だけでなく、カット進行中のプロット補助としても使える優良特技。この特技は判定時にカードを1枚使用し、その後渡すカードを選ぶので間違えないようにしたい。<盾の乙女>のような使い方はできず、プロットを渡すと何もできなくなる可能性もあるため、カット進行中に使用する際はタイミングに注意しよう。

<※ショウアップ>

 …[カードの数字]を入れ替える
 性能 ■■■■□ おいしさ ■■■■□
 <障壁>などの他、ダメージカードにも介入できる奥義。敵味方問わず使用でき、<※魔女の叫び>等を除いて妨害の心配もない。使いやすいスキルだが、この判定にはプロットを消費してしまうためジリ貧になりやすいので注意。マイナーアクションで手札を回しながらコンバットアシスト(MDI23)すると強力だ。オーバーキルが当たり前の環境でなければ十分に活躍できる奥義だろう。

<フラッシュ!>

 …<知覚>を組み合わせたあらゆる判定を失敗させる
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■■□□
 フェイトの<ファインドアウト>と似た性質を持つ特技。主に<シャープアイ>使いの対策となるが、<無明剣>などを使用して強制的に<知覚>を組み合わせさせるのも面白い。範囲攻撃などを止めた場合、すべての対象を守ることができる。


[ 集計 ]

性能3点以上は実用的な特技。1、2点のものについては多分に趣味的。

■■■■■ …<シャッターチャンス>
■■■■□ …<壁に耳あり> <写神> <ニュースソース> <決定的瞬間> <ショウアップ>
■■■□□ …<スクープ> <脱がせの鬼> <早口> <カメラギャング> <フォトジェニック> <フラッシュ!>
■■□□□ …<ダイムノヴェル> <インタビュー> <スッパ抜き> <先見の明> <匿名報道> <パパラッチ> <バックステージパス>
■□□□□ …<生還> <すり抜け>



性能の平均 2.8
おいしさの平均 3.5

総合点 6.3


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