▼タタラの特技

<※タイムマジック>

 …組み合わせたアクションの対象を範囲選択にする
 性能 ■■■□□ おいしさ ■□□□□
 わざわざ奥義を取らずとも、普通の特技で代用できる場合が多い。<フリーズ>など、ダメージを与えられない特技にも組み合わせできるのはありがたいが、それでもコストの重さは目立つ。せめて<医療>がもう少し頻繁に使えるゲームデザインだったら想定通りの使い方になったのかもしれないが、一撃必殺の世界で活路を見出すのは難しいだろう。

<※ブレークダウン>

 …対象の持つ装備ひとつを完全破壊する
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■■■■
 <血脈:妖精の一族>とほぼ同等の使い勝手だが、装備破壊系の最高峰。対象は単体なのでダメージを与える行動とも組み合わせでき、目標も制御値で良いため奥義にふさわしい性能を持つと言える。ただし、<製作>の大分類が等しくなければならないことには注意。キャラクターが装備していない物を破壊する場合、目標値は購入レートとなる。

<改造>

 …装備ひとつのデータに+LV
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■■■■
 文字通り、装備にチューニングを施す特技。組み合わせる<製作>の大分類関係無く改造できるが、同じ装備に2回以上<改造>することは効果の重複に当たるため、基本的に却下されるだろう。同種の効果を持つ特技に、エグゼクの<試作品>がある。

<究極鑑定>

 …物品を見破る特技
 性能 ■□□□□ おいしさ ■■■■□
 この特技の強さはRLによって大きく変わる。場合によっては情報収集ができるだろうし、データ化されていない物品の鑑定をできることもあるだろう。そんなロマンに満ちた特技。使えなくてもゴネてはいけない。

<教授>

 …習得している技能を[達成値の十の位+1]LVで取得させる
 性能 ■■■■□ おいしさ ■■■■□
 使いこなすと中々厄介な特技。もちろんトループなどにも<教授>は可能なため、1レベルくらいオーバースロットで<アドバイス>や<パーソナルバリア>を取得、というのも面白い。記述だけ読み取ると奥義も教えられそうなのだが、さすがにバグ気味なので多くの場合RL判断となるだろう。デメリットの大きい<血脈>で悪用したり、対象の持っていない業界社会を取得させるだけでも中々便利。

<合成>

 …二つ装備を選び、データを入れ替える
 性能 ■■□□□ おいしさ ■■■□□
 目標値が購入レートを合計したものになる上、原質解析も適用しづらいため有効活用は難しい。攻撃力や防御力を強化したいなら<改造>の方が使いやすいため、隠匿値や電制、あるいは射程や部位の変更といった、かゆいところに手が届くデータ操作が主な用途となるだろう。業物を持っているようなキャストが参戦するアクトよりは、低経験点で遊べる環境に向いている特技と言える。

<ショックアタック>

 …[バックファイア]を与える
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■□□□
 機械的な電気ショックを与えて、対象を痺れさせる特技。組み合わせが「なし」なので、割と自由な使い方が出来る。[バックファイア]をダメージを与える特技と捉える人もいるので、<フリーズ>などと組み合うかどうかは事前に確認したほうが賢明だ。

<スーパードクター>

 …<医療>判定に+LV。精神ダメージも治療可能
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■■□□
 カット進行において治療、修理行為以外の<医療>や<製作>を認めてくれるRLの場合、達成値上昇スキルとして効率的に使える。人体を知り尽くした行動は演出面でもおいしいだろう。また、本来は<心理>が必要な精神ダメージの治療も<医療>で行えるようになる。<即席治療>は是非セットで取得したい。

<超スピード作業>

 …カット進行で<医療><製作>が可能
 性能 ■■□□□ おいしさ ■■■■□
 解釈が分かれやすい特技。この場合の<医療><製作>とは、治療や修理行為のことを指すのか、それ以外の判定も含めるのかはRL判断に委ねられるが、前者の判断とするのが一般的なようだ。[仮死][昏睡]から即座に行動可能となるボーナスはあるが、それらのダメージは適用された時点でプロット破棄されてしまう。カット進行中の判定は状況をよく見て行おう。

<超テク>

 …<製作>判定に+LV
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■□□□
 <製作>をメインとするタタラにはどうしても高達成値が必要になり、そういった補助として使う場合が多い。タイミングはメジャーアクションに限られるので、組み合わせは増えてしまうが<マエストロ>や<シャープアイ>など、他の達成値上昇スキルで代用したほうが汎用性は高くなる。

<入魂>

 …装備ひとつを魔剣化する
 性能 ■□□□□ おいしさ ■□□□□
 アストラル系シナリオにはバサラ、マヤカシ、アヤカシが推奨枠として組み込まれている場合が多い。タタラとしての相性が良いと言えないばかりか、追い討ちをかけるように5点で魔剣化が可能なこともあり、趣味の特技と言わざるを得ない。アストラルゴーストになるキャストがサイバーウェアを持ち込みたい時に利用できるくらいか。バサラの<鋭刃>よりは対象が豊富。

<爆破工作>

 …[攻:爆+10+LV]
 性能 ■■■■■ おいしさ ■■■■■
 射程は超遠で<無形の盾>無しでは[受け]もできない優秀な特技。固定値は高いがダメージ属性が爆なので、防御無視系の特技と組み合わせたいところ。なぜか<練気>やロゴスでダメージ量が上がる。<白兵>や<射撃>との組み合わせも可能だが、その分射程が変わり、対抗手段も増えてしまうので注意。

<発信器>

 …登場判定+LV。盗聴していたことにもできる
 性能 ■■□□□ おいしさ ■■■□□
 イヌやニューロとの組み合わせで捜査官を表現したりと、キャラ造形には困らない特技。会話をすべて聞いていたことにできる効果も意外と便利。

<模倣>

 …シーン中に使用された特技を真似できる
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■■□□
 上手く使えばキラリと光る性能を発揮するが、LVが必要な特技は<模倣>とコピー元のうち低いほうのLVを採用しなくてはならない、などの制約もある。RL判断になるが、フェイトの<カメラ記憶>と組み合わせることで、過去のシーンに使用された特技を真似できる。

<レプリカ>

 …装備作成。達成値+LV
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■■■■
 <製作>単体でのアウトフィット作成はグレーゾーンだが、この特技があれば何の問題もなく作成できるようになる。各種装備や<超テク>との組合せでガンガン達成値が上がるため、あらかじめ作成したいものをいくつかピックアップしておくとよい。組み合わせる<製作>の分類を揃えなくていいのも嬉しい。

<アドバイス>

 …対象の達成値+LV
 性能 ■■■■■ おいしさ ■■■□□
 タタラの代表特技。リサーチ補助のみならず、防御や攻撃を確実に行うためにも重宝するが、この特技によって補助した行動は、実質プロット2枚の行動になってしまうという点は留意しておきたい。

<パーソナルバリア>

 …[カードの数字+LV]分肉体ダメージを減少する
 性能 ■■■■■ おいしさ ■■■□□
 バサラの<障壁>と違う点は、射程が中距離までなのと複数レベル重ねると効果が強力になる点。1レベルでも十分活躍できるため、経験点に余りがあるなら取っておいて損はない。

<大型爆弾>

 …<爆破工作>を範囲に拡大し、ダメージに差分追加
 性能 ■■■■□ おいしさ ■■■□□
 <爆破工作>を更に強力にする。対象を選べないので、演出的にはテロリストも同然だ。<ロケットスタート>などで先手を打って攻撃したい。

<弱点看破>

 …味方の与える物理・精神ダメージに+LV
 性能 ■■■■■ おいしさ ■■■■■
 ついついアタッカーとの相性を考えがちになるが、精神攻撃に使用できる<交渉>は自動取得技能である。つまり、取りあえず味方キャスト全員を対象としても得しかない特技。敵のトラウマを突くなど、精神戦の演出補助にも役立つ。ただし、対象とした味方の制御値に届かなければこの効果は得られなくなるため、判定するスートには注意しよう。

<※マニピュレーション>

 …[対象:自身]の特技の対象を[単体]に変更する
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■■■□
 <バンザイ>や<乾坤一擲>など、対象が自身の特技を他人に適用できるようになる奥義。タイミングの指定も無いが、至近の対象にレベル回しか使えない。単独で使用する<羅刹>や<獣の一族>などには組み合わせできないのが残念だが、<自動防御>を敵ゲストに使うなどで悪用することが可能。<教授>の方が向いている特技も多いので、取得の前には吟味したい。

<即席治療>

 …[完全死亡]以外のダメージを即座に治療
 性能 ■■■■□ おいしさ ■■■■■
 ダメージが適用された直後に治療できるため、判定に成功すればプロットを破棄する必要もない。タタラを医療のプロとして運用するなら是非とも取得したい特技だ。特別に<スーパードクター>を組み合わせできるが、報酬点を使って達成値補助することが出来ないので注意。また、医療行為には当たるがカット進行中の判定に<超スピード作業>は必要ないとするのが無難だろう。


[ 集計 ]

性能3点以上は実用的な特技。1、2点のものについては多分に趣味的。

■■■■■ …<爆破工作> <アドバイス> <パーソナルバリア> <弱点看破>
■■■■□ …<教授> <大型爆弾> <即席治療>
■■■□□ …<タイムマジック> <ブレークダウン> <改造> <ショックアタック> <スーパードクター> <超テク> <模倣> <レプリカ> <マニピュレーション>
■■□□□ …<合成> <超スピード作業> <発信器>
■□□□□ …<究極鑑定> <入魂>



性能の平均 3.2
おいしさの平均 3.5

総合点 6.7


inserted by FC2 system