▼カブキの特技
<※大逆転>
…失敗した判定を山札からやり直す奥義
性能 ■■□□□ おいしさ ■■■■□
そもそもクライマックスまでは判定を失敗しないよう手札調整を行っていくのが定石。失敗を恐れて奥義を取得するくらいなら、判定できるスートを増やしたほうがいいだろう。山札判定には有用だが、<セカンドディール>の登場によりその優先度も下がってしまった。これはＲＬ判断だが、<※魔女の叫び>や<元力：生物><消沈>などの対策として使える場合もある。
<※メッセージ>
…どこにでもメッセージを届ける奥義
性能 ■■■□□ おいしさ ■■■■□
一見、演出用特技に見えるが、舞台裏から、または舞台裏にいる対象に<営業>や手札交換、バックファイアを与える特技などを使用することができる。ダメージを与えることはできないが、回数制限もなく嫌がらせには事欠かない。また、表題通り対象にメッセージを届けるだけでもシナリオによっては崩壊しかねないため、悪用はほどほどに。
<カース>
…対象の達成値を−ＬＶ
性能 ■■■■■ おいしさ ■■■□□
データ的に分かりやすいため、カブキの筆頭特技といえる。高レベル〈カース〉はまさに鬼畜。難点は目標が制御値で単独技能なことぐらい。ガルーダなどと合わせて達成値を底上げしながら使うことをおすすめする。
<風の噂>
…任意の業界社会として山札から情報収集判定
性能 ■■□□□ おいしさ ■■■■□
情報項目の真ん中くらいまでならなんとかなるが、完全に抜くことは難しい。絵札ファンブルを考慮するとディクショナリにも見劣りする。活躍させたいなら<スーパークール>等の補助が必須。偶然情報を得るという演出になるので、シナリオに絡みづらいキャストにとっては救済策となるかもしれない。
<逆周り>
…カット進行を逆周りにする
性能 ■□□□□ おいしさ ■□□□□
ＡＲが同値の場合はゲストから動くことになるため、ＲＬ側から見たら５点をつけたいほど嬉しい特技。それ以外の活用法として思いつくのは、対象がシーンであることを利用するか、他のシステムでいう待機状態を作り出すくらい。演出的には表現しにくいため低評価。
<コミックヒーロー>
…万能なダメージ軽減技能
性能 ■■■■■ おいしさ ■■■■■
肉体・精神・社会・ヴィークルと、ダメージならなんでもＯＫな[ダメージ軽減技能]の最高峰。使用する際には、必ず演出が求められることに注意。
<シャウト>
…<交渉>によるリアクション＋ＬＶ
性能 ■■■□□ おいしさ ■■■□□
<交渉>の達成値はサイバーウェアでの補助が面倒なので、<母性本能>や<狂信者>タイプのリアクショナーには有用。演出面でも説明が非常に簡単。
<シャッフル>
…対象と手札を一枚交換する
性能 ■■□□□ おいしさ ■■□□□
嫌がらせとしての使い方が主流となるが、演出的にも何らかの行動と組み合わせた方が使いやすい。ランダム要素は強いものの、複数に対象を拡大した場合、その分だけ自分の手札回しができて強力だ。
<チェシャ猫>
…シーンから退場する。達成値＋ＬＶ
性能 ■□□□□ おいしさ ■■■■■
演出的効果は抜群。ＲＬの場合はシーンをぶったぎるという荒業もあったりするので、この特技をデータ的に活用するのは難しい。何らかの行動の対象になった際は、リアクション前に退場できればそのメジャーアクションを無効にできるので覚えておきたい。
<熱狂>
…範囲選択の精神攻撃。ダメージにも＋ＬＶ
性能 ■■■■■ おいしさ ■■■■□
範囲選択にダメージ上昇のおまけつきと、二度も三度も美味しい攻撃を行える。他の精神攻撃特技と比べて組合せが多くなりがちだが、それを差っ引いても強い。組み合わせる<芸術>によって演出の説得力が大きく変わるため、事前に説明しておくとスムーズだろう。
<ハードラック>
…プロットを消費せず山札から[避け]。対決不可にも対応
性能 ■■■■□ おいしさ ■■□□□
達成値は上げづらいが単体として使っても悪くない性能。加えて、この特技はマイナーアクションを有効活用してこそ真価を発揮する。<練気>や<変化>を使うことで[避け]に失敗しても致命傷を避けることが可能となるからだ。ＲＬ判断により、プロットを消費しないリアクションにはマイナーが発生しないとされる場合もあるので、その場合はオートアクションの特技・装備やブランチ、<天使の一族>などで補助したい。
<ＢＧＭチェンジ>
…シーン切り替え
性能 ■■□□□ おいしさ ■■■■■
「そのシーン中」と記述された特技や装備を封殺できる。あるいは１シーンに１回しか使えない装備を復活させることも可能。だが実際は使いどころが難しいので、戦闘においてはなるべく１カット目の決着を狙った方がいいだろう。
<マエストロ>
…<芸術>判定に＋ＬＶ
性能 ■■■■■ おいしさ ■■□□□
万能な達成値上昇特技。欠点は組み合わせが多くなることぐらいだが、<芸術>の種類によっては組み合わせられる状況が限定されてしまう。<熱狂>と同様、ＲＬに確認をとっておくのが無難だろう。
<ミリオンヒット>
…社会戦を<芸術>で行う。ダメージにも＋ＬＶ
性能 ■■□□□ おいしさ ■■■■□
社会戦の機会はＲＬによってまちまちなので使いづらいが、性能はそこそこ。複数の<芸術>を持つ場合、一度の社会戦シーンでその数だけ攻撃することができる。また、著名な芸術家であることを現すために取得するのもいいだろう。
<ラッキーストライク>
…山札からダメージ追加
性能 ■■■■□ おいしさ ■■□□□
簡単にダメージの底上げが狙える。ファンブルの危険は常につきまとうが、精神戦や社会戦にも有効なので見返りは十分すぎるほど。取得するなら４ＬＶは欲しい。運頼みの攻撃を行う、というスキルなので、能動的に演出できなくても副次的なラッキーヒットが生まれたと解釈すればいいだろう。なお、この特技の使用も判定に変わりないので<セカンドディール>や<※大逆転>が組み合わせ可能だ。
<挑発>
…敵の攻撃対象を自分に変更
性能 ■■■□□ おいしさ ■■■■□
相手の制御値を目標に、成功すると攻撃対象を自分に変更させる特技。カウンタータイプのキャストなら是非とも取得したい効果だが、この判定自体にプロットを消費してしまう。<自動防御>するなど、プロット消費には気を付けたい。<呼吸>や制御値受けを狙うなど、活用法は様々。
<早変わり>
…マイナーで装備を好きに入れ替え
性能 ■■■■□ おいしさ ■■■■■
ブラッディプリンセスに隠したり、<融合>した装備などを瞬時に纏うことができる。また、この時自分が持つ全ての装備を[携帯判定]できる。装備を隠して隠匿値を有効にするといった使い方も可能なので、キャラ立てにも最適。
<スーパークール>
…山札判定の達成値＋[ＬＶ＋１]。単独にも
性能 ■■■□□ おいしさ ■□□□□
山札判定の強化は<マエストロ>などでも問題ないのだが、上昇率と単独にも組み合わせ可能な点で優秀な特技。この時気を付けたいのは、組み合わせのスートが違っていた時点で<スーパークール>以外の判定も失敗してしまうこと。なるべく４レベル、もしくは組み合わせる技能以上のスートで取得したい。
<セカンドディール>
…失敗した山札判定をやり直し
性能 ■■■□□ おいしさ ■■■□□
山札判定による失敗限定なのが<※大逆転>との違い。ファンブルした場合もこれでひと安心。山札判定にこだわったキャストもかなり使いやすくなるだろう。ただし、成立した判定は達成値が低くてもやり直しできないので注意。<※大逆転>の後にこの特技を使用することもできる。
<※アートバトル>
…<芸術>を組み合わせなければリアクションできなくなる
性能 ■■■■□ おいしさ ■■■■■
クロマクの<帝王のオーラ>やフェイトの<トリック>と同種の特技だが、奥義である分経験点は必要になってしまう。攻撃以外に組み合わせたり、<ミリオンヒット>と共に社会攻撃できたりと判定できる場面は多い。ただしそれなりの演出は求められるので、キャスト作成の際には組み合わせる<芸術>に注意しよう。
<運試し>
…山札判定に成功すると報酬点を得る
性能 ■■■□□ おいしさ ■■■□□
要約すると、この特技のＬＶ点以下の報酬点を得る効果なのだが、判定に失敗すると逆に自分の報酬点が失われてしまう。目標値は１０と、単独で使用するなら失敗のリスクがそれなりにあるため、<マエストロ>や<セカンドディール>で補助していきたい。
[ 集計 ]
性能３点以上は実用的な特技。１、２点のものについては多分に趣味的。
■■■■■ …<カース> <コミックヒーロー> <熱狂> <マエストロ>
■■■■□ …<ハードラック> <ラッキーストライク> <早変わり> <アートバトル>
■■■□□ …<メッセージ> <シャウト> <挑発> <スーパークール> <セカンドディール> <運試し>
■■□□□ …<大逆転> <風の噂> <シャッフル> <ＢＧＭチェンジ> <ミリオンヒット>
■□□□□ …<逆周り> <チェシャ猫>
性能の平均 ３．１
おいしさの平均 ３．４
総合点 ６．５