▼ヒルコの特技

<※獣の気>

 …攻撃がリアクション不可・軽減不可になる
 性能 ■■■■■ おいしさ ■■■□□
 そこそこの固定値さえあれば、普通の攻撃が致命傷になりかねない性能を持っている。<射撃><白兵><交渉>と対応幅が広いのも嬉しい限りだ。2LV以上取得できるのであれば、クラブの良札は精神戦に当ててそこに<咆哮>を加えたりと、柔軟な戦闘を行えるようにもなる。<連撃>や<二刀流>から一気に決めにかかると強力。

<※領域>

 …万能な達成値上昇特技
 性能 ■■□□□ おいしさ ■■■■□
 <※圧力><※天上人>と並ぶ達成値上昇の最高峰を誇る奥義。性能は間違いなく優秀なのだが、複数LV欲しいという点で使いにくい。<マエストロ>や<シャープアイ>などで互換性は十分。演出面では色々言い張りたくなる楽しさがある。

<核酸毒>

 …ダメージを与えた相手に毒を与える
 性能 ■■□□□ おいしさ ■■■■□
 毒の効果が適用しづらいことや治療のしやすさ、高LV取得をしない限り装備の方が毒の強度が高い点など、狙って使えるものではない。しかし、毒は絵札が出れば痛い効果なので、残しておくと厄介なのも事実である。当たればラッキー程度には効果がある。生身か変異器官で与えたダメージにしか効果はないので注意。

<完全抗体>

 …受けた毒を即座に治癒する
 性能 ■□□□□ おいしさ ■■□□□
 単純な毒ならそのまま捨て置いても問題ない場合も多いのだが、カゲの<彫像>やクイックポイズン(NTW34)を使われた場合はこの特技の出番。カゲの<毒術>を持っている相手に毒を受けた場合、この特技の判定に限っては達成値が下がらないとするのが妥当だろう。

<巨体>

 …[部位:ウォーカー]の搭載兵器を両手持ちで使用できる
 性能 ■□□□□ おいしさ ■■■■□
 効果だけで言うならボーンレーシングやアーマーギアを用意した方が良い。組み合わせなければ効果を発揮できないのもネックで、<剛力>などを組み合わせることで搭載兵器を片手持ちに出来るが、その分経験点効率は悪くなる。ボーンレーシングを入れられないウェットや、トループが取得する際に価値の出る効果と言えるだろうか。演出はヒルコらしく面白い。

<硬化>

 …肉体ダメージ軽減技能
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■■□□
 肉体ダメージをLV点軽減する。生体防具と合わせて使うと生存率も跳ね上がることだろう。突如硬質化する皮膚はいかにもヒルコらしい。

<再生>

 …クリンナップに肉体ダメージを一つ治癒
 性能 ■■□□□ おいしさ ■■■■□
 手番を使わないで回復できること自体は悪くないが、使える機会はそう多くない。片腕が使えなくなってたり、万が一[気絶]を受けた際に重宝する。[仮死][完全死亡]状態では使えないが、<バンザイ>によって先送りにしたダメージを治癒することは可能だろう。ヒーリングブラッド(NTW28)などによって達成値を伸ばすことができる他、上位効果を持つ生体装備『無限』(TNC136)も存在する。

<瞬間適応>

 …マイナーで生体装備を入手する
 性能 ■■■■□ おいしさ ■■■■■
 <変化>程では無いが、手番を使わず即座に装備を準備できる対応力の高さが光る。ダメージを10点吸収した生体防具を捨て、新たに入手することでまた10点吸収できるようになるコンボがあるが、使いたい場合は要確認。

<触手>

 …射程を変更し、[捕縛]も可能な生身による攻撃
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■■■■
 射程は[至近〜中]と広く、状況により[捕縛]も選択できるためコンボパーツとしてはお得な効果。“生身”を活用するチャクラ特技との相性が良い。生体武器など、生身のデータを強化する装備を上手く活用するようにしたい。

<生存本能>

 …物理攻撃へのリアクションの達成値に+LV
 性能 ■■□□□ おいしさ ■□□□□
 [受け]、[避け]の両方に対応しているが、他に万能な達成値上昇特技は多いため優先順位は低い。サイバーウェアだけでは達成値が心許ない時や、反撃系特技を利用したい場合に取得するとよい。

<同族>

 …シーン終了まで使えるヒルコトループを呼び出す
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■■■□
 シーン終了まで有効なトループ技能のひとつ。呼び出すときに好きな技能を取得させられる万能性は他と変わらない。とはいえヒルコの特技は戦闘特化のものが多いため、いつでも活用できるというわけではない。

<透明化>

 …<隠密>をカット進行でも使えるようにする。達成値+LV
 性能 ■■■■■ おいしさ ■■■■□
 <影化>に比べて多少タイミングが制限されるが、それでも有用性は高い。カット進行中にも<隠密>が使えるようになる数少ない特技であり、ゴーストコート(TND257)など修正値の大きい装備も存分に使えるだろう。演出面でも楽しめる便利な特技と言える。

<咆哮>

 …ダメージに+[カード1枚の数字]点
 性能 ■■■■■ おいしさ ■■□□□
 プロットを使う代わりに手軽にダメージを増強できる特技。これだけでも致命傷になりかねないが、チャクラの<乾坤一擲>と組み合わせればさらに壮絶なダメージになる。<乾坤一擲>と違い、こちらは精神戦でも使える。

<マトリクス模写(コピー)>

 …<隠密>によるリアクションに+LV
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■■■■
 自分の正体を隠したり動物に変装したりと、さまざまな演出に使える。1LV取得しているだけでヒルコであることを偽装することが可能。

<融合>

 …装備をLV個まで融合して持てる。隠匿レート+LV
 性能 ■□□□□ おいしさ ■■■■■
 武器を持ち運ぶ特技としては微妙な性能。隠匿値を上げるだけで携帯判定を行う特技ではないため、持ち運びが厳しい場所では低LVで融合しようがあまり意味は為さない。また、本来隠匿値を持たない兵器などを<融合>しても隠匿レートは上がらないが、RLによっては認めてくれるかもしれない。演出は非常に楽しめるので、実用より趣味で取得されることが多い。

<牙の王>

 …変異器官のダメージ修正と受け値を+LV
 性能 ■■■■□ おいしさ ■□□□□
 自分が常備化している変異器官全てに効果がある。組み合わせ制限を圧迫することなく攻撃と防御の両方を強化できるのが強み。<最後の砦>のような、ダメージ修正そのものが関係する特技にも有効。

<腐食細菌>

 …物理攻撃が命中したら装備ひとつを[故障]させる
 性能 ■■■■□ おいしさ ■■■■□
 効果を発揮するには変異器官か生身を使った攻撃をしなければならないが、命中させるだけでいいので、[受け値]や<障壁>によってダメージが0になっても相手の装備を故障させることができる。なお、達成値で負けた場合は、例え[受け]であれ命中したことにならないので注意。また、隠していたり準備していない装備には、<知覚> を組み合わせなければ効果を適用出来ないとされるのが一般的である。

<武装変態>

 …変異器官の攻撃力・受け値を好きなように割り振れる
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■■□□
 マイナーアクションで判定すると、そのシーン中変異器官のデータを変更できる。手札を回しながら攻撃、防御と立ち回れる対応力の高さが光る。<牙の王>との相性も抜群。

<※磁気嵐>

 …攻撃が[リアクション制限:<電脳>]になる
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■■■■
 ナイトウォッチで新たに追加されたリアクション制限シリーズのひとつ。達成値上昇を<電脳>に頼るニューロなどにはとても有効。ニューワールドが出回っている今のN◎VAでは活躍する機会も多いだろう。しかしヒルコには<※獣の気>という優秀な奥義があるので、特別な意図が無ければそちらを優先したい。

<怪力>

 …武器のダメージ修正を2倍にする。使用した武器は故障
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■■□□
 ビルドブレード(MDI20)のように、手軽に入手できて攻撃力の高い装備を使用するのが基本的な使い方。カタナの<粉砕剣>と同様、緑の盾(GXD117)で攻撃しても故障することはない。また、破壊でなく故障のため、シーン終了時に元通りになるファング・ギャラクシィ(MDI31)との相性は良い。

<群体>

 …肉体、精神ダメージを常に軽減。種別が爆のダメージには無効
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■■■■
 身体が無数の群体で出来ていることを現す特技。変異器官のレギオン(STL111)でも演出的に得られる効果は変わらない。常時適用されるダメージ軽減技能という変わった効果だが、手札回しができず、軽減技能を無視する特技にも弱いのは残念。


[ 集計 ]

性能3点以上は実用的な特技。1、2点のものについては多分に趣味的。

■■■■■ …<獣の気> <透明化> <咆哮>
■■■■□ …<瞬間適応> <牙の王> <腐食細菌>
■■■□□ …<硬化> <触手> <同族> <マトリクス複写> <武装変態> <磁気嵐> <怪力> <群体>
■■□□□ …<領域> <核酸毒> <再生> <生存本能>
■□□□□ …<完全抗体> <巨体> <融合>



性能の平均 3.0
おいしさの平均 3.6

総合点 6.6


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