▼ニューロの特技

<※WiM>

 …ウェブゴースト・アストラルゴーストを同じ意識体として扱う
 性能 ■■□□□ おいしさ ■■■□□
 (NTW版)デジタルアクションにとって、弱点の一つであるアストラルゴーストに対処できるのは嬉しい(詳しくはTND131p)。ニューロの特技は基本的に万能なので、弱点が減るだけでもその有用性は底上げされることだろう。マヤカシの奥義である<※干渉>とは、ウェブゴーストでも使用できる点で用途が異なる。<実体化>をウェブゴーストに適用した場合、どのような状態で現実体になるのかはRL判断となる。

<※ブービートラップ>

 …自身への攻撃やデジタルアクションにリアクションしたら追加行動
 性能 ■■■■■ おいしさ ■■■■□
 リアクションに成功すれば追加行動をとれる非常に強力な奥義。<クラッシュ>などのデジタルアクションにも対処可能な点で<空蝉>よりも適用範囲が広い。自身を対象とする行動にしかリアクションできないが、対象に自分を含む範囲攻撃などには、<ポルターガイスト>を組み合わせることによって、他人を守りつつ追加行動することができる。

<ヴィジョナリー>

 …現実体かウェブゴーストで登場する。達成値+LV
 性能 ■■□□□ おいしさ ■■■■□
 (NTW版)適切な社会・コネを持っていなくとも登場することができる特技。現実体を選択した場合、自身の肉体ではなくドロイドやエキストラの体を乗っ取って登場することになる。裁定はRL判断となるが、それらが[故障]したり肉体ダメージを受けた場合、使用者は即座に退場することになるだろう。また、すでにシーンに登場しているキャラクターはこの特技に対して<電脳>でリアクションすることもできるので覚えておきたい。

<クラッシュ>

 …装備ひとつを[故障]させる
 性能 ■■□□□ おいしさ ■■■■■
 対象が装備ひとつであるせいで組み合わせは制限されてしまうが、IANUSや全身義体、ヴィークルなど[故障]させる装備次第では大幅に相手の弱体化を狙えるだろう。ただし、まだ情報を得ていなかったり使用を宣言していない装備に関しては、<知覚>を組み合わせた上で[隠匿値]と[電制]を比較し、より高い方が目標値となるので注意。

<サポート>

 …対象を動かす。達成値+LV
 性能 ■■■■■ おいしさ ■■■□□
 <ジャンヌダルク>や<叱咤激励>と同じ効果の特技だが、「サポート×サポート(MDI33p)」というソフトウェアによって手軽に支援を強化できる。他のデジタルアクションと同様に、ウェットやアストラルゴーストを対象にすることはできない。

<ストリームマップ>

 …情報収集の<社会>判定に+LV
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■■□□
 あらゆる<社会>に組み合わせられる情報収集強化スキル。リサーチシーンを円滑に進行させることもまたニューロの大事な役割の一つである。この特技はデジタルアクションなので、シーカーズなどによって更なる強化も狙える。記述されている効果以上に使い勝手はいいだろう。

<SPAM>

 …精神攻撃か<パワーサージ>のダメージに+LV
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■□□□
 イントロン中に行う攻撃のダメージを上げることができる。制限付きとはいえ物理・精神どちらのダメージも増やすことができ、状況によって使い分けることができるのは魅力。目的と効果の適用範囲が被る<虫使い>があるが、この特技で行う精神攻撃は<電脳>によりリアクションされない点で優れている。

<01フィーリング>

 …メジャーの<電脳>判定に+LV
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■□□□
 メジャーアクションのみの達成値上昇とはいえ、<電脳>はリサーチ・カット進行と幅広く使用しやすい特技なので、アウトフィット以外にも達成値を増やしたいという人には非常に有用である。<ストリームマップ>の存在から却下される可能性もあるが、情報収集にも組み合わせは可能。

<ドミネート>

 …装備ひとつを操る
 性能 ■■□□□ おいしさ ■■■■■
 (NTW版)シーン内に存在する装備を乗っ取ってメジャーアクションを行える。この特技とは別に、扱う装備に適した技能も組み合わせなければならないため、あらゆる場面に対応するとなると技能取得のコストが膨れ上がってしまう。携帯判定に成功する必要はあるが、自分の所持する中身の無い全身義体やヴィークルをシーンに出すことでそれを操ることも可能だ。

<NGワード>

 …精神ダメージか<パワーサージ>に対するダメージ軽減技能
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■■□□
 イントロン中に受ける精神ダメージ、または<パワーサージ>によるダメージを軽減できる。ウェブゴーストにとってはほぼ死角の無い防御技として使えたのだが、「アンチウェブ(NTW25p)」の登場により、その性能は一般的なダメージ軽減技能と大差がなくなった。しかしながら、フリップ・フロップ状態にならないニューロにとっては未だ心強い防御方法であることには違いない。

<虫使い(バギング)>

 …精神攻撃か<パワーサージ>のダメージに差分値追加
 性能 ■■■■■ おいしさ ■■■□□
 差分値追加型の強力なダメージ上昇スキル。ニューロのデジタルアクションはサイバーウェアやソフトウェアによって達成値を上昇させやすく、それは同時にこの特技によるダメージを増やすことにも繋がる。ブランチ:ソウルスティーラーがあれば、<パワーサージ>によるダメージに差分値2倍を追加することも容易だ。取得するスートは、精神攻撃にも対応した感情を含めたものを選択したい。

<パワーサージ>

 …[攻撃力:刺+LV]の物理攻撃を行う
 性能 ■■■■□ おいしさ ■■■■■
 (NTW版)物理攻撃を行えないウェブゴーストにとって、数少ないがメジャーな攻撃手段となる。この特技単体でのダメージは少し物足りなく見えるが、ソフトウェアにはこのダメージを強化するものが豊富なので比較的容易に致命傷クラスの攻撃にすることが可能だ。<練気>や<乾坤一擲>、ソルジャーブルーなどの効果を受ける事もできる。

<フリップ・フロップ>

 …現実体で、かつイントロンした状態で登場できる
 性能 ■■■■□ おいしさ ■■■■□
 (NTW版)今やニューロエイジの代名詞ともいえる特技となった<フリップ・フロップ>。ウェブゴーストと現実体のメリットとデメリットを共有する特技だが、自分で現実体の身を守ることができるキャストにとっては、ソフトウェアやタップの効果を得られるメリットの方が際立つだろう。「ニューワールド (NTW27p)」によって手軽に取得できるので、装備破壊の危険はあるが、特技スロットを割いてまで取得する必要はないと言える。

<防壁構築>

 …リアクションの<電脳>判定に+LV
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■■□□
 リアクション限定だが、<ポルターガイスト>や<ブービートラップ>、ゴーストハント(MDI33p)等があることによって存在感を輝かせている達成値上昇スキル。カット進行以外にも、タタラの<発信器>や<ヴィジョナリー>など、<電脳> によりリアクションできる機会は意外と多い。ただし他のデジタルアクションの多分にもれず、ウェットの行動に対しては効果を発揮できない。

<ポルターガイスト>

 …物理的な行動を失敗させる
 性能 ■■■■■ おいしさ ■■■■■
 <消沈>との最大の違いは失敗させる行動が攻撃限定でない点。物理的な行動であれば、移動や治療行為などにもリアクションが可能だ。またニューロの特技全般に言えることだが、イントロンしなければ組み合わせできないので、使用する際にはあらかじめウェブゴーストかフリップ・フロップ状態になっている必要がある。

<口座改竄>

 …[達成値の十の位]の報酬を得る
 性能 ■■■□□ おいしさ ■■□□□
 少しずつでも着実に報酬点を貯めることができるのはうれしいものだ。演出面でも実にハッカーらしい動きができる。<01フィーリング>やソフトウェアなどの効果を合わせれば達成値20以上は容易に叩き出るが、やりすぎは禁物。

<マルチタスク>

 …準備しておけるソフトウェアの数に+LV
 性能 ■□□□□ おいしさ ■■□□□
 一般的に使用されるタップは3〜5個ほどのソフトウェアを準備でき、[<マルチタスク>+欲しいソフトウェア]分の経験点を支払ってまでスロットに追いつかないという場面はあまりない。同様の効果はダミーポケット(STL112p)やニーモニック(GXD131p)によって得られるので、明確な意図が無い限りはそれらが優先されるだろう。またRL判断にはなるが、ライフパス:AIにとってはタップを介さずソフトウェアを使用できるようになる可能性があるので、もしそのようなキャストを作りたい場合、各RLに確認するといいだろう。

<ツェノンの逆理>

 …対象の達成値を−LV
 性能 ■■■■■ おいしさ ■■■■■
 効果は<カース>と同じ達成値操作系だが、この特技はデジタルアクションであるためウェットなどを対象に出来ない。また基本的に対決は起きないが、<魔女の叫び>などによってリアクションされる可能性もあり、その場合は<ブービートラップ>やゴーストハント (MDI33p)によって手痛い反撃を受けることも。組み合わせは単独なので、最低でも15以上の達成値を出せる能力値で判定したい。

<AI創造>

 …シーン終了まで使えるニューロトループを呼ぶ
 性能 ■■■■■ おいしさ ■■■■□
 恐らくシーンごとにトループを呼び出す特技の中でももっとも使いやすい部類に入るだろう。調査・支援・妨害・攻撃と、ニューロは一通りのことは出来るので八面六臂の活躍が期待できる。取得するなら4LVがおすすめ。

<※ケイオスAD>

 …すべての目標値に+LV
 性能 ■□□□□ おいしさ ■■■■■
 自分含め、敵味方関係なくこの効果は適用されるため、主にRL向けの奥義と言えるだろう。1〜2LVで取得したとしても、目標値が存在する判定をやや難しくする程度の効果しか出ない。素直に制御値を上げたり、達成値を上げるサイバーウェアを入れた方がいいだろう。

<コーディング>

 …マイナーでソフトウェアを入手する
 性能 ■■■■□ おいしさ ■■■□□
 この判定で入手したソフトウェアは即座に準備した状態となり、すでに装備しているものと入れ替えることもできる。ヒルコの<瞬間適応>やバサラの<変化>と違ってシーン終了時に消滅しないのが嬉しい。購入レートが目標となるが、ソフトウェアは軒並み安価であり、原質解析(STL117)を使えば業物の入手も容易である。


[ 集計 ]

性能3点以上は実用的な特技。1、2点のものについては多分に趣味的。

■■■■■ …<ブービートラップ> <サポート> <虫使い> <ポルターガイスト> <ツェノンの逆理> <AI創造>
■■■■□ …<パワーサージ> <フリップフロップ> <コーディング>
■■■□□ …<クラッシュ> <ストリームマップ> <SPAM> <01フィーリング> <NGワード> <防壁構築> <口座改竄>
■■□□□ …<WiM> <ヴィジョナリー> <ドミネート>
■□□□□ …<マルチタスク> <ケイオスAD>



性能の平均 3.4
おいしさの平均 3.6

総合点 7.0


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